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大分のニュース
4月14日(月) のニュース
2025年4月14日(月) 20:36
【大分】“落雷”これから増加 身を守るためには
今月10日、奈良市の学校で雷が落ち、中学生2人が意識不明になりました。1人の意識はいまも戻っていません。雷の発生が増えてくるこれからの季節、注意が必要です。
今月10日、奈良市にある学校のグラウンドに雷が落ち、部活動をしていた中学生と高校生の生徒6人が救急搬送され、中学生2人が重体となりました。1人の意識は戻りましたが、もう1人は意識不明のままです。
今回の事態を受けてスポーツ庁は、全国の学校に事前に気象情報を確認するととともに、天候が急変した時は活動を中止するなど適切な措置を取るよう通知しました。
実は、雷は毎年3月ごろから増え始めるとされています。
大分地方気象台 飼野達也予報官:
「北から冬の季節の様な寒気が降りてきて、南からは初夏の空気が上がってきて、温度差が大きい状況になる。下の方が温かくて上が冷たい状況で、大気の状態が不安定になり、雷雲が発生しやすくなる」
また、春は高気圧と低気圧が交互に通過することから天気が変わりやすいという特徴があります。
中野記者:
「午前中は日差しが出ていましたが、1時間ほど前から雨が降り始め、雷も鳴っています」
自分や周りの人を守るための方法を見ていきます。気象庁が発表している大分市で観測された雷の月ごとの平均日数です。
最も多いのは7月で5.8日ですが、3月から夏にかけて少しずつ増え始めています。
そして落雷には予兆があるんですね。黒い雲が近づいてきた時、ゴロゴロと音が聞こえたとき、もうひとつは急に冷たい風が吹いたときです。
このような変化があれば雷が発生する積乱雲が近づいているサインです。予兆を感じたら安全な場所へすぐに避難するよう心がけましょう。
では、雷が落ちやすい場所はどんなところでしょうか。先日事故が起きたグラウンドや砂浜、山頂などは特に危険です。
その理由としては雷は高いところに落ちやすく、こうした場所は開けていて立っている人が最も高くなり、直接落ちる危険性が高まります。
自分の身を守るための方法です。まずは頑丈な建物に避難してください。建物の中でも部屋の中心部がより安心です。そして車の中も比較的安心といわれています。
ただ、車体や車の金属部分には触れないようにしてください。
また、すぐ近くに建物や車がない場合は、木の下などで雨宿りする方もいると思いますが、人の体は木よりも電気を通しやすいため木に雷が落ちた時すぐ近くにいるととても危険です。
木から4メートル以上離れてできるだけ体勢を低くしてください。
今月10日、奈良市にある学校のグラウンドに雷が落ち、部活動をしていた中学生と高校生の生徒6人が救急搬送され、中学生2人が重体となりました。1人の意識は戻りましたが、もう1人は意識不明のままです。
今回の事態を受けてスポーツ庁は、全国の学校に事前に気象情報を確認するととともに、天候が急変した時は活動を中止するなど適切な措置を取るよう通知しました。
実は、雷は毎年3月ごろから増え始めるとされています。
大分地方気象台 飼野達也予報官:
「北から冬の季節の様な寒気が降りてきて、南からは初夏の空気が上がってきて、温度差が大きい状況になる。下の方が温かくて上が冷たい状況で、大気の状態が不安定になり、雷雲が発生しやすくなる」
また、春は高気圧と低気圧が交互に通過することから天気が変わりやすいという特徴があります。
中野記者:
「午前中は日差しが出ていましたが、1時間ほど前から雨が降り始め、雷も鳴っています」
自分や周りの人を守るための方法を見ていきます。気象庁が発表している大分市で観測された雷の月ごとの平均日数です。
最も多いのは7月で5.8日ですが、3月から夏にかけて少しずつ増え始めています。
そして落雷には予兆があるんですね。黒い雲が近づいてきた時、ゴロゴロと音が聞こえたとき、もうひとつは急に冷たい風が吹いたときです。
このような変化があれば雷が発生する積乱雲が近づいているサインです。予兆を感じたら安全な場所へすぐに避難するよう心がけましょう。
では、雷が落ちやすい場所はどんなところでしょうか。先日事故が起きたグラウンドや砂浜、山頂などは特に危険です。
その理由としては雷は高いところに落ちやすく、こうした場所は開けていて立っている人が最も高くなり、直接落ちる危険性が高まります。
自分の身を守るための方法です。まずは頑丈な建物に避難してください。建物の中でも部屋の中心部がより安心です。そして車の中も比較的安心といわれています。
ただ、車体や車の金属部分には触れないようにしてください。
また、すぐ近くに建物や車がない場合は、木の下などで雨宿りする方もいると思いますが、人の体は木よりも電気を通しやすいため木に雷が落ちた時すぐ近くにいるととても危険です。
木から4メートル以上離れてできるだけ体勢を低くしてください。