Winnyの通信を特定する方法には,「流れるパケットのパターン(トラフィック・パターン)を調べる方法」と,「パケットの中身を調べてWinnyのパケットであることを確認する方法」の2通りがある。前者は,直接中身のデータをのぞいているわけではないため,通信の秘密を守るという大前提があるプロバイダがWinnyを規制する際に使っている。しかし,Winnyの通信を確実に特定するなら,後者の方法がベストである。実際にWinnyの通信を解読できるのか,Winny作者の金子勇氏の著書『Winnyの技術』やインターネットで得られた情報などを参考に挑戦してみた。 Winny(ウイニー)同士の通信はすべて暗号化されている。このため,流れるパケットをのぞいても,内容がどんなものなのかだけでなく,Winnyの通信なのかどうかも,ひと目ではわからない。Winnyが採用している暗号アルゴリズムRC4は,Webアクセスや
大容量のファイルを複数の人と簡単にシェアする、というのは未だに解決されない悩みの一つ。特にインターネットやコンピューターに詳しい人とでない限り、難しいものです。メールボックスの容量に制限があるとか、いちいちユーザー名とパスワードを設定したりとかややこしい。 ビデオ、MP3、プレゼンテーションなどファイルのサイズは肥大化する一途。GDrive の噂や Microsoft の参入などもあり、この辺は大きなビジネスチャンスになるのではないかと思って、ファイル共有関連のアプリケーション、いろいろと集めてみました。P2P、BitTorrent を使ったアプリも登場し新しいトレンドになりそうな予感。 Pando BitTorrent を改良したデスクトップクライアントで効率よくファイルを共有するというコンセプト。専用アプリケーションを送受信側ともインストールする必要があるのが難点。インストールしてし
ネットエージェントは4月25日,最近2週間におけるファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」のユーザー数(ノード数)*の推移を発表した。それによると,平日は44万から49万,土日は50万から53万で,特に減少傾向にはないという。 *同社の発表資料によると,ノードとは「インターネットに接続された状態で,Winnyを起動している(Winnyを使用している)パソコン」のこと。1人で複数台の“Winnyパソコン”を使用しているケースは少ないため,「1ノード=1ユーザー」と考えられるとしている。 ネットエージェントは,Winnyのトラフィックを検知および遮断するシステムや,Winnyが構築するネットワークの状態を解析する「Winny検知システム」などを開発したベンダー。今回の調査結果は,同社のWinny検知システムで集計したもの。 Winnyの利用には情報流出などのリスクが伴うため,セキュリティ組
インターネット通信事業者(ISP)のぷららネットワークスは2006年3月16日,ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」のトラフィックを遮断すると発表した。同社は遮断開始の時期を明確にしていないが,一部報道によれば5月ごろにも開始する模様だ。これが実現すれば,インターネット接続を生業とするISPが特定のアプリケーションの通信を公に禁止する,過去に前例のないエポック・メイキングな事例となる。 従来から,ピア・ツー・ピア(P2P)型のファイル交換ソフトはISPにとって悩みの種だった。帯域の多くがファイル交換に占有されてしまい,バックボーンへの設備投資の費用をペイできなくなる恐れがあるからである。特に,下りではなく上りのトラフィック,つまり,自社と契約しているユーザーがインターネットにファイルを公開し,ほかのISPと契約しているユーザーからのダウンロードが殺到する,このトラフィックが問題とな
吉澤です。このサイトではIPv6やP2Pなどの通信技術から、SNSやナレッジマネジメントなどの理論まで、広い意味での「ネットワーク」に関する話題を扱っていたのですが、はてなブログに引っ越しました。 最新の記事は http://muziyoshiz.hatenablog.com/ でご覧ください。 RSSフィードは http://muziyoshiz.hatenablog.com/feed に手動で変更するか、 Feedly or Live Dwango Reader を使っている方は以下のボタンで変更ください。 ■[P2P]ISPによる過去のワーム対策と、Winnyの共通点 前回の日記で「ISPには、特定のパケットを遮断する権利があるのか?」という話題を書いたところ、mmasudaさんからこんなコメントを頂きました(ありがとうございます)。2004年1月に開催されたJANOG13で、類似す
IT技術を中心に、暮らしに役立つ情報からクラシック音楽の解説まで気軽に情報発信しています。 WEBサイトはhttp://toremoro21.world.coocan.jp/ Twitterは@toremoro21です。 AntinnyによるWinny経路の情報暴露が引き続き続いている。 Winny情報暴露されている個人情報を見たいために、初心者がWinnyを利用し、その利用者がAntinnyに感染して情報暴露されるという悪循環が起きているためだ。 上記の悪循環を絶やすためにはWinnyをアンインストールするということも叫ばれているが、そもそもの根本対策として、重要な情報については、厳重に管理することが挙げられるだろう。またWinny自体が悪いのではなく、Antinny自体が問題であることも、少しずつ認識されてきたと思う。 ■Winnyトラフィック規制の難しさ さて、プロバイダ側もWinn
1.ビジネスリサーチの基本・心構え すべては「依頼」から始まる〜社内リサーチャーと社外リサーチャ… 【 リサーチャー とは 】企業で企画系の仕事をしていると、上司の依頼で調べものをして資料にまとめるという仕事が多いと思います。企画系の業務では課長クラスまではこうしたリサ… 2021.01.18 2021.05.13 340 view 5.ビジネスリサーチのビジネスモデル ビジネスリサーチがアウトソースされる理由 ビジネスリサーチを社外に依頼する理由①〜信頼できる人「すべては依頼から始まる」からでも書きましたが、依頼主が社外にリサーチを委託する最大の理由は、事業環境を定点で把握… 2021.01.18 2021.05.13 147 view 2.ビジネスリサーチの情報収集 日常的な情報収集・整理術(Feedly+Dropbox) 【 ビジネス 情報収集 と 情報整理 の基本 】いま目の前にあ
最近になってNTT系が躍起になって焚き付けようとしている「インフラただ乗り論」ですが、コレは邪論・曲論ですね。自分の利益のみを守るための誘導に他ならず、その内容は穴だらけです。 clip IT! from @IT 「急浮上した「インフラ“ただ乗り論”」に出口はあるか?」 from Impress INTERNET Watch 「増加するインフラコストをどこで回収するかの議論が必要~IIJセミナー」 要約すると、 「オレのシマを荒らすSkypeは許せないから、因縁つけて所場代をせびり取る。」 「今からオレのシマにするハズのところに手を出しているGyaOは許せないから、因縁をつけて所場代をむしり取る。」 「ついでだから、ユーザに対しても値上げをして更に旨みを吸い尽くす。」 と云うコトですね。 まず最初に気付くふしぎな点。P2Pトラフィックが全体の62%を占めると云うコトを言う割に、最近問題とな
吉澤です。このサイトではIPv6やP2Pなどの通信技術から、SNSやナレッジマネジメントなどの理論まで、広い意味での「ネットワーク」に関する話題を扱っていたのですが、はてなブログに引っ越しました。 最新の記事は http://muziyoshiz.hatenablog.com/ でご覧ください。 RSSフィードは http://muziyoshiz.hatenablog.com/feed に手動で変更するか、 Feedly or Live Dwango Reader を使っている方は以下のボタンで変更ください。 ■[P2P]最近のWinny騒動についての個人的な考え Winny経由のウィルス感染による最近の情報漏洩騒ぎを受けて、今月15日、安倍官房長官が国民に対してWinnyの利用自粛を求めるという異例の出来事がありました。しかし、これが事態の沈静化に繋がるとは思えませんし、実際のところ、
いろいろな方の話を聞いたり記事を見たりしてきたが、そもそも問題の認識にギャップがあるのではないか。 「そもそもWinnyに情報が流れる以前に個人のパソコンで重要な情報が扱われている事態がおかしい。」「Winnyに流れる以前に情報は漏洩しているのだからまずそこを解決するべきだ。」という主張を多くの方がされている。これは一見正論だし間違っていない。 ただし、今回の問題を考えた場合に、Winnyがあった世界と場合とそうでない世界とでは被害の大きさが全く異なることも認識すべきだろう。一次流出によって情報が漏洩していたとしてもその被害の範囲は限定的だし、事故後の復旧もそれほど難しくない。仮に漏洩情報がWeb等で公開されてもサーバの停止等によりさらなる被害の拡散は限定できる。 一方情報がWinnyに漏洩してしまった場合、その情報は誰でもがダウンロードできる状態が当分続くし、収束したかに見えてもいつファ
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
2006/3/25 カーネギーメロン大学日本校は3月24日、東京都内で情報セキュリティセミナーを開催、このなかで同校の武田圭史教授は「現在、日本のセキュリティは最悪に近い状態にある」と語った。 武田氏は、国内で情報漏えいが多発しているWinny上の暴露ウイルスについて、「マスコミでは組織の情報漏えいがクローズアップされているが、プライベートな情報の流出が深刻。人間関係が破壊されるなど、クレジットカード情報の流出よりもリスクが高い。結果的に日本はいま、サイバーテロのような状態だ」と話した。 武田氏は、2006年1月から3月中旬にかけて一般報道された情報セキュリティ事故の内訳を示し、「Winnyを通じた情報漏えい、メーリングリストの操作ミス、Webアプリケーションの脆弱性による情報漏えい、個人情報入りパソコンまたはメディアの紛失・盗難に対応すれば85パーセントの事故は防げる」と指摘。 セキュリ
韓国で独特の仕組みをとるP2Pサービス「NyaOn」が登場した。運営しているのは大学生が設立したベンチャー企業だ。 Maniac World Story(MWStory)が運営する「NyaOn」は、著作権を保護しつつファイル交換が可能なP2Pサービスだという。ここで提供・共有されるコンテンツは基本的に販売されるもので、P2Pネットワークを通じて流通される。そのため、NyaOnで共有できるのは、MWStoryと契約したコンテンツ販売者(著作権保持者)が登録したファイルのみとなる。それ以外のファイルは「著作権保護の観点から」(MWStory担当者)登録できない。 販売者は、ファイルを共有する前にMWStoryと契約し「NyaOnコンテンツ登録プログラム」を入手する必要がある。これはコンテンツのアップロードおよび共有を行う販売者用のプログラムだ。これを介してファイルをアップロードする過程で、ファ
Beautifully simple experience with RMM, remote support, help desk, billing and reporting in one affordable platform. Ideal for small to medium size MSPs, IT Support companies and VARs. Atera is an IT Management interface that provides the summit of solutions for MSPs. This leading-edge, cloud-based program offers Remote Monitoring & Management, Remote Access & Support, Technician-Based Pri
たまには本職の仮想ネットワークネタも書いてみたいと思います。以前から注目はしていたのですが、diggに改めて掲載されて「お前、それ自作自演ちゃうん?」なんていうツッコミを受けていたのを見て、改めて思い出しました。その名も、ハマチ(Hamachi)。インストールするだけで誰でも簡単に使える、個人向けVPNソフトウェアです。この分野では、日本ではSoftEther(今はPacketixですね)が有名ですが、Hamachiの凄いところは自分でVPN用のサーバを立てなくて良い事。とにかく簡単に、「あっ」っちゅうまに繋がります。具体的にどう繋がるのかといえば、Hamachiが入っているPCとPCがインターネットを越えて、あたかも同じLANの中に接続されているかの如く繋がります。(Layer3接続なので、厳密にいえばLANでは無いのですが)当然、同じLANに繋がっているような感じなので、HTTPはもと
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