国連の6機関のトップは8日、パレスチナの人々に食料や物資が届くように世界の指導者たちに緊急行動を求めた。これに続いて国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、イスラエルがパレスチナ・ガザ地区への物資の搬入を全面的に遮断し、イスラム組織ハマスとの戦闘を再開したことで、「援助が枯渇し、恐怖の洪水が再び起きている」と述べた。

国連の6機関のトップは8日、パレスチナの人々に食料や物資が届くように世界の指導者たちに緊急行動を求めた。これに続いて国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、イスラエルがパレスチナ・ガザ地区への物資の搬入を全面的に遮断し、イスラム組織ハマスとの戦闘を再開したことで、「援助が枯渇し、恐怖の洪水が再び起きている」と述べた。
任天堂が、大ヒットゲーム「ゼルダの伝説」の実写映画で、イスラエル系の著名映画プロデューサーAvi Arad(アヴィ・アラッド)氏との共同制作を改めて発表したことに対し、ネット上で批判が相次いでいる。 任天堂は2023年11月、「ゼルダの伝説」の実写映画化を発表。その際、映画のプロデューサーを、任天堂代表取締役フェローの宮本茂氏とアラッド氏が共同で担当することを公表していた。 アラッド氏はイスラエル出身で、マーベル・エンターテインメントの元CEO。イスラエルとアメリカの二重国籍で、過去にイスラエル軍で勤務した経験がある。また2024年には、イスラエルのネタニヤフ首相を批判した米政治家を激しく非難したことも報じられている。 イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区やヨルダン川西岸への大規模な攻撃が続き、子どもを含む多数の民間人が殺害される中でのコラボレーションを伝えたことで、その制作協力が再
Published 2025/04/02 17:52 (JST) Updated 2025/04/02 18:09 (JST) 【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は1日、ルビオ米国務長官が在外公館に対し、米滞在に必要なビザを申請した学生らの交流サイト(SNS)などへの投稿を精査するよう指示したと報じた。米政府関係者の話としている。米国やイスラエルに批判的な申請者の入国を拒否する目的とみられる。 米国留学を目指す各国の学生は、イスラエル軍が攻撃するパレスチナ自治区ガザに連帯を示す投稿を控えるなどの自己検閲を強いられる恐れがあり、表現の自由を制限しているとの批判が上がりそうだ。 トランプ政権は反イスラエルデモ参加者の取り締まりを強化し、外国出身の学生や研究生を相次いで拘束している。
イスラエル首相、反対派は「闇の政府」 治安機関トップら解任方針 時事通信 外信部2025年03月31日06時56分配信 イスラエルのネタニヤフ首相=27日、エルサレム(EPA時事) 【エルサレム時事】汚職事件で公判中のイスラエルのネタニヤフ首相が、意に沿わない司法当局高官らを「ディープステート(闇の政府)」と見なし、排除する動きを加速させている。 治安機関トップ解任承認 首相側近の収賄疑惑捜査―イスラエル ネタニヤフ政権は21日の閣議で、ネタニヤフ氏側近の汚職疑惑を捜査していた国内治安機関シャバクのバー長官の解任を議決。司法制度見直しで対立するバハラブミアラ検事総長の解任手続きも開始した。 こうした動きが三権分立を揺るがし、民主主義を危険にさらすとの懸念が高まっている。これに対し、ネタニヤフ氏は26日、国会で「危機にひんしているのは民主主義ではなく、ディープステートの方だ」と開き直った。
「戦争を拒否し、平和に動員を」というプラカードを掲げる良心的兵役拒否者のイド・エラムさん(左)とイタマル・グリーンバーグさん(右)/Kara Fox/CNN イスラエル・テルアビブ(CNN) イスラエル中部にある軍刑務所で、イタマル・グリーンバーグさん(18)は、米軍の装備として支給された軍服を着て娯楽室のテレビから大音量で流れるハリウッド映画「アメリカン・スナイパー」を見ていた。 しかし、グリーンバーグさんは兵士ではない。いわゆる「リフューズニク」(イスラエルで「良心的兵役拒否者」を指す呼称)にとって、この砂漠迷彩の服装が唯一着用した軍服だった。 グリーンバーグさんはこの1年間、刑務所を出たり入ったりしており、合計197日間服役した。最後に刑務所から釈放されたのは、3月はじめのことだった。 グリーンバーグさんの「罪」は何か。それは、18歳を超える大半のユダヤ系イスラエル人と一部の少数民族
徹底的な殺戮――民族浄化が続いている。 2025年3月18日、イスラエル軍はガザ地区での「停戦」以降、最大規模の空爆をガザ地区全域で行った。 今この瞬間にも、いつ爆弾が降り注ぐかわからない空の下で生活し、人々の声を丹念に取材して歩くD4P現地取材パートナーのAysar(アイサール)さんに、本記事を寄稿して頂いた。 ガザ市街地の中心にある避難民のテント群。(Aysarさん撮影) パレスチナの人々は「人間」として映らない 「停戦」下の静謐なラマダンの夜、200万のガザの人々は、突如再開された戦火に深い衝撃を受けました。無数の爆弾がガザ全土に襲いかかり、悪夢が再び人々を捉えたのです。 イスラエルは、和平交渉を優位に進めるため、深夜の空爆という手段を選びました。その犠牲となった400人以上のパレスチナ人の多くは、幼い子どもたちと、その母親たちでした。 人々は、静かに眠りについていたり、断食前のスフ
左からハムダン・バラル氏、ユバル・アブラハム氏、バーセル・アドラー氏の3人。アカデミー賞授賞式後のパーティーに参加したときの様子=2日/John Locher/Invision/AP (CNN) 米アカデミー賞を受賞した映画「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」の共同監督を務めたパレスチナ人のハムダン・バラル氏が、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸でイスラエル人入植者に殴打され、イスラエル軍兵士によって連れ去られた。同僚や目撃者が明らかにした。 バラル氏と共に映画を監督したバーセル・アドラー氏がCNNの取材に答えた。それによるとアドラー氏は24日、トラブルに遭ったとみられるバラル氏から電話を受け、西岸地区スシヤにある同氏の自宅に向かった。家に着いたところ、バラル氏と少なくとももう1人が連れ去られるのを見たという。 バラル氏の自宅外にはイスラエル人入植者のグループがおり、一部は石を投げていた。
この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【3月21日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」に投稿した動画で、「左寄り」の官僚らを激しく批判し、「ディープステート(闇の政府)」の危険性を警告した。ネタニヤフ氏は現在、行政府への権力集中を図っているとして非難されている。 「ディープステート」という言葉は、2017~2021年のドナルド・トランプ米大統領の第1次政権時によく使われた。 トランプ氏はこの言葉を使い、大統領としての職務遂行および自らを選出した民意を妨害するために秘密裏に活動している官僚がいると非難した。 ネタニヤフ氏はティックトックの個人アカウントに投稿した1分間の動画で、「彼らは政府と私を植物のように何もしない存在
イスラエル軍は18日、ガザ地区で大規模な空爆を行い、地元の保健当局はこれまでに404人が死亡したと発表しました。イスラエル側がイスラム組織ハマスに対し、新たに軍事的な圧力をかけて人質の解放を迫る一方、ハマスは「停戦合意を破るものだ」と強く反発していて、ガザ地区の停戦は崩壊しかねない事態となっています。 ことし1月から停戦が続くパレスチナのガザ地区で、イスラエル軍は18日未明、ハマスの拠点に大規模な空爆を行っていると発表し、ネタニヤフ首相は声明で「より強い軍事力でハマスに対して行動する」と強調しました。 この空爆で、ガザ地区の保健当局によりますとこれまでに404人が死亡したほか、多くの人ががれきの下に取り残されていると発表しました。 地元の当局は、犠牲者の多くは女性や子どもなどだとしています。中東のメディアはハマス幹部の話として、空爆で人質1人が死亡したと伝えています。 停戦の継続をめぐる協
米コロンビア大学でパレスチナ連帯デモを続ける学生らが占拠したハミルトン・ホールに4月30日夜、ニューヨーク市警察が突入し、学生らを強制排除した。ハミルトン・ホールは1968年、人種隔離措置やベトナム戦争の激化に抗議し、多数の学生が占拠した建物のひとつだ。今回の占拠はシンボリックな動きとして、半世紀以上前の大きな影響を与えた抗議活動とすぐに比較されることになった。 学生らは4月30日未明までにハミルトン・ホールに押し入り、占拠していた。ニューヨーク市警察は数十人を拘束し、バスで移送した。 1968年に何があった? 1968年のコロンビア大学デモは、60年代の「新左翼」運動の代表的な組織のひとつだった「民主社会をめざす学生組織(SDS)」と、同大学の「アフリカ系米国人学生協会(SAS)」を中心に組織された。 同年4月の大規模な抗議活動にはいくつかの問題が拍車をかけた。住民の大半を黒人が占めるハ
逮捕されたコロンビア大の大学院生のマフムード・カリルさん/Seth Harrison/USA Today Network/Imagn Images (CNN) 米コロンビア大学で親パレスチナの抗議デモを率いたとして逮捕されたパレスチナ人の大学院生について、ニューヨークの連邦裁判所は10日、裁判所で12日に手続きが行われるまで大学院生の強制送還を差し止めるよう命じた。 逮捕されたのはコロンビア大の大学院生でパレスチナ人活動家のマフムード・カリルさん。12日に裁判所に出廷するかどうかは不明。 10日の決定では「申し立てに関して判断を下す裁判所の管轄権を保持するため、裁判所がそれ以外の命令を下さない限り、判断を示すまでは申立人を米国から排除してはならない」とした。 カリルさんは昨年、コロンビア大学でパレスチナ自治区ガザ地区の停戦を求める学生の抗議運動の先頭に立った。弁護士によれば、8日にカリルさ
アメリカのトランプ政権は、パレスチナ問題をめぐって嫌がらせを受けるユダヤ人学生を守る義務を怠っているとして、ニューヨークのコロンビア大学に対し助成金などの一部を取り消すと発表しました。今後、ほかの大学も対象になると警告しています。 アメリカの司法省や教育省などは7日、合同で声明を発表し、ニューヨークにある私立のコロンビア大学に対し、およそ4億ドル、日本円でおよそ590億円の助成金や契約を取り消すと明らかにしました。 コロンビア大学では、イスラエルによるガザ地区への攻撃に抗議して学生などがデモを続け、去年の春先には全米の大学に広がりましたが、その際、ユダヤ人学生たちが嫌がらせなどを受けるケースも一部で、報告されています。 当局は「コロンビア大学はあまりにも長くユダヤ人学生を守る義務を怠ってきた」と主張した上で、助成金などの取り消しは反ユダヤ主義に対応する手段だとして今後、ほかの大学も対象にな
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