自民党東京都連(会長・井上信治元万博相)がNPO法人代表理事の渡部カンコロンゴ清花氏(34)を夏の参院選の東京選挙区(改選数6)に擁立する方向で調整していることについて、党内の保守系議員から懐疑的な声が上がっている。渡部氏が報道番組などで自民党の政権運営に批判的な論客として活動する上、過去に安倍晋三元首相らを侮辱するような表現を用いたとされることが背景にある。 安倍政権は「バカに権力与えた」「私たちの多くが今もなお、誇りに想い、敬意を抱く安倍元総理を公然と侮辱する人を公認候補にするほど、自民党は落ちぶれていませんし、保守の矜持を捨ててはいないはずです」 自民党の有村治子元女性活躍担当相は13日、X(旧ツイッター)で、渡部氏が過去に投稿したとみられるXの画像を示して、こう書き込んだ。 画像は渡部氏が平成26年2月に「『バカに権力を与えるとどうなるか』という見本が今の安倍政権」と投稿したとされ
