2023年と前年のドラフトを出身別に分けると、今年の異変がくっきり出てくる。 全体では指名者数は125人から122人と3人減った。支配下選手がやや増えた。 高校は49人から51人、大学は51人から34人と3分の2に。特に育成指名が22人から6人と激減した。やや不作だったと言うことか? 社会人は会社を辞めない限り「育成指名」できないことになっている。これも大きなネックだが、15人から14人と横ばいだった。 そして独立リーグ、支配下1育成9の10人から、支配下6育成17の23人に激増し、トータルでは社会人を初めて抜いた。 経済環境や社会の変化で、社会人野球は衰退しつつある。もともと「社員の福利厚生」の一環だったが、終身雇用や年功序列が崩壊し「会社にロイヤリティがない社員」が多くなって、一緒に「おらがチーム」を応援するような習慣はなくなった。また外国の株主は社会人スポーツに理解がない。日本的な「
