高梨がカメラに興味を持ち始めたのは約3年前のことだという。ふらりと入った街のカメラ屋で出会ったのが中古のFUJIFILM GW690Ⅱ。1985年に発売され、いまだに人気の高い中判フィルムのレンジファインダーカメラに一目惚れして即購入。遠征の相棒として連れて行くようになった。 CONTAX T3、Canon EOS 6D Mark II、トイカメラのDiana miniまで愛機は次第に増えていったが、どちらかといえばフィルムが好みだという。 「日本に戻ってから現像することが多いので、海外で思い出を貯めていってる感覚です。自分へのお土産みたいなもの」と現像するまでの時間も愉しんでいる。 写真雑誌GENICの取材でも「自分にとって、写真とは?」と聞かれて、「残しておきたい気持ちや風景。後から見返したときに、リアルにそのときの気持ちを思い返せる一枚を撮れたときに、喜びを感じます」と答えている。
