『恋人はアンバー』を見てきた。 www.youtube.com 舞台は1995年のアイルランド、キルデアのカラッハである。主人公エディ(フィン・オシェイ)は父に倣って軍人を目指しているが、周りに馴染めず、自分のセクシュアリティについて迷いを抱えている。同じ学校に通っているレズビアンのアンバー(ローラ・ペティクルー)は、外れ者同士付き合っているフリをすることでいじめや同調圧力から逃れようとエディに持ちかけ、なんだかんだで2人はカップルのふりをすることになる。 アイルランドでは1993年にやっと同性間性交が違法でなくなり、映画の中にも出てきていたように1995年の国民投票まで離婚すらできなかった。そうした社会的に保守的な環境でサバイバルし、学校で日常的に受ける異性愛規範的な同調圧力(とにかく異性の相手と付き合えという友人間のプレッシャーがすごい)をやり過ごすためにエディとアンバーが恋人同士のフ
先日、6月16日は「ブルームの日」(Bloomsday、ブルームズデイ)でした。ブルームの日というのはジェイムズ・ジョイスが1922年に刊行した小説『ユリシーズ』の主人公であるレオポルド・ブルームからとっています。ジェイムズ・ジョイスは1882年にダブリンで生まれたアイルランドの作家で、詩・戯曲・小説など幅広い分野の著作を残しましたが、小説が最も有名で、20世紀文学において高く評価されている小説家のひとりです。代表作である『ユリシーズ』は1904年6月16日のダブリンを描いた作品です。1904年6月16日というのは、実は著者のジョイスが後に妻となるノラ・バーナクルと初めて本格的なデートをした日でもあり、その日を舞台に小説が展開する…というわけです。 毎年、6月16日は『ユリシーズ』のみならずジョイスの作品や業績についての記念日として世界中で祝われています。2024年6月16日は120周年と
表彰式で黒人選手にだけメダルを授与しなかったとして、アイルランドの体操協会は25日、選手と家族に謝罪する声明を発表した。1年半前の様子がSNSで拡散され、「故意ではない」などと説明したが、「人種差別…
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