
本連載では、主にWindows Vista/Windows 7/Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2を対象としています。Windows XPやWindows 2000 Server/Windows Server 2003については、以下の旧記事を参照してください。 連載「Windowsネットワーク時刻同期の基礎とノウハウ」(2005年版) 前回から時間が空いてしまったが、最終回となる今回は、Windows OSのNTP時刻同期にまつわるトラブルシューティングの情報を解説しよう。 NTP時刻同期は、NTPクライアントが正常な設定であり、NTPサーバが適切な状態(有効な時刻を保持している状態)であれば、最適化されたタイミングで自動的に同期を繰り返すので、システム管理者は特に注意を払う必要はない。しかし、NTPクライアント(Windows Time
本連載では、主にWindows Vista/Windows 7/Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2を対象としています。Windows XPやWindows 2000 Server/Windows Server 2003については、以下の旧記事を参照してください。 連載「Windowsネットワーク時刻同期の基礎とノウハウ」(2005年版) NTPとは Windows OSでは、「NTP(Network Time Protocol)」を使って複数のコンピュータ間で時刻情報を同期させている。NTPとは、ネットワークを使って、コンピュータ同士の時刻を同期させるプロトコルのことを指す。 NTPでは、ネットワーク機器やOSプラットフォームには依存せずに相互運用性を持つよう、IPプロトコルによる通信を前提として定義されている。RFC 1305などで勧告さ
本連載では、主にWindows Vista/Windows 7/Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2を対象としています。Windows XPやWindows 2000 Server/Windows Server 2003については、以下の旧記事を参照してください。 連載「Windowsネットワーク時刻同期の基礎とノウハウ」(2005年版) 前回は、Active Directoryとワークグループ環境における、Windows Server 2008 R2の時刻同期機能について解説した。そのWindowsの時刻同期は、Windows Timeサービスにより行われている。このWindows Timeサービスは、これまでの連載でたびたび記しているように、レジストリで制御されている。また、サービスは自動的に時刻同期処理を実行するのだが、w32tmコマン
本連載では、主にWindows Vista/Windows 7/Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2を対象としています。Windows XPやWindows 2000 Server/Windows Server 2003については、以下の旧記事を参照してください。 連載「Windowsネットワーク時刻同期の基礎とノウハウ」(2005年版) 前回は、NTPの動作原理とWindows OSにおける時刻同期機能の基礎について解説した。今回はActive Directory環境とワークグループ環境それぞれで、各Windowsマシンがどのように時刻同期を行うのか、どのように設定すれば理想的な時刻同期を実現できるのか、具体例を挙げながら解説する(Windows Server 2008 R2のNTPサーバを対象とする)。 Windows Server 20
第1回 NTPとWindows時刻同期サービス:Windowsネットワーク時刻同期の基礎とノウハウ(改訂版)(2/2 ページ) NTPにおける時刻の修正方法 NTPで時刻を修正する方法には、次の2つがある。 Step方式――時刻のずれを即座に修正する方法 Slew方式――時刻の進み具合をずらしていくことで、少しずつ時刻を合わせていく方式 Slew方式の動作では、時刻が進みすぎている場合に、すぐに正しい時刻に修正するのではなく、例えば1秒時刻が経過するところを0.5秒しか進めない、といった「時刻の進み具合を遅らせる」ことで、「時刻の後戻り」が発生しないようにする(遅れている場合はその逆を行う)。データベースのトランザクションを記録したログのように、各要素の前後関係をタイム・スタンプで確認する仕組みにとっては、「時刻の後戻り」が発生すると致命的な問題になるため、このように少しずつ合わせていく方
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く