12月17日午前10時半ごろ、大阪市北区の繁華街・北新地にある雑居ビル4階で火災が起きた。出火元は心療内科・精神科の医療機関「西梅田こころとからだのクリニック」だ。この事件で、24人もの尊い命が失われた。 同日、クリニックを訪れた男が、油のような液体の入った紙袋を暖房器具の近くで蹴り倒して火をつけたとみられ、大阪府警は殺人と放火による重大事件として天満署に捜査本部を設置した。

冨永悌二・東北大学病院長は記者会見で、興奮を込めて語った。冨永氏が喜びを隠さないのは、「いったん脳梗塞になって障害が残ると、患者さんはそれをハンディキャップとして生涯背負う方が非常に多い」というのが医療の常識だったからだ。 誰もが持つ“幹細胞の一種”を製剤化 ミューズ細胞とは、さまざまな細胞に分化する幹細胞の一種だ。誰の体にも存在している自然の細胞で、出澤真理・東北大学大学院教授が2007年に発見した。臓器などの細胞に何らかの異変が起こるとシグナルをキャッチして患部に自ずと集まり、修復する性質がある。しかし、脳梗塞のような重大な疾患になると、体内にあるミューズ細胞だけでは修復が間に合わなくなる。そこで培養で増やしたミューズ細胞を投与して補充しようというのが、ミューズ細胞製剤「CL2020」による治療だ。 製剤化に取り組むのは三菱ケミカルホールディングス子会社の生命科学インスティテュート(L
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