前提となる知識とか教養がないと良さが分からない美術品ってなんなの? そんなものに価値なんてなくない? 誰が見ても素晴らしいと思えるものに価値があるんじゃないの? そこら辺が納得いかないので俺は美術館とかあんまり行かないし、どうでもよくなる みんなもそうだよな? 美術の歴史なんてそんな詳しくないよな? だから美術品の価値なんてよく分からんよな? 専門家が良いって言ってるから良いと同調してるだけだよな? そう言っておくれよ、後生だから

いいよね! 西日本の美術館・博物館! 関西というくくりからは外れちゃうけど、ワイは以下が好き。 SSR:滋賀県立琵琶湖博物館(滋賀県草津市)琵琶湖の「生活の場」としての人文的側面と古代湖としての自然的側面を両方堪能させてくれる超贅沢な博物館。琵琶湖湖畔で営まれた長い年月にわたる人々の暮らしを堪能したあとに、古代湖という環境で育まれた多種多様な固有種が展示されていて、歴史も生物も好きなワイは大歓喜だった。ビワコオオナマズとかイワトコナマズとかホンモロコとかワタカとかニゴロブナとかの琵琶湖固有種、どれもここで初めて見たし、水槽での遊泳の展示だけじゃなくて固有種を使った郷土料理についての展示もあるのがもう文理融合って感じで素晴らしいのよ。さらにさらに古代湖繋がりで世界各地の古代湖の生き物が展示されていて水族館としても楽しめる最高の施設。マラウィ湖の色とりどりの熱帯魚キレイ~~~~~バイカルアザラ
イスラエル人歴史家の言葉から1954年にイスラエルで生まれたユダヤ系イスラエル人歴史家のイラン・パぺは、2006年に『パレスチナの民族浄化——イスラエル建国の暴力』を著した。2017年に邦訳が出た同書は、パレスチナ人がアラビア語で「ナクバ(大災厄)」と呼ぶ1948年前後の出来事を詳細に描く。その年にイスラエルが建国されたとき、そこに先住していたパレスチナ住民は計画的に追放され、さらには組織的な虐殺さえ被った。「シオニスト」はパレスチナにユダヤ人の民族的拠点を創設することを悲願とする人々を指すが(「シオニズム」は、そのイデオロギー)、戦後、こうした人々はそこにあった元々のパレスチナ社会を不可逆的に破壊した。パぺの本は、このナクバを一貫して「民族浄化(エスニック・クレンジング)」として解析している。 そこでパぺは読者に、こう問いかける。 「こういうことを想像してほしい。あなたのよく知る国で、少
ルクセンブルク政府主催の展覧会で入賞した作品が、写真を反転してアレンジしたものだったことがわかり、写真家が作品を制作した美術学生を著作権侵害で訴えています。2022年12月の第一審判決は「写真の独創性が不十分だった」として写真家の訴えを退けるものでしたが、2024年5月、著作権侵害を認める判決が第二審で下りました。 RTL Today - Legal blow for Luxembourg painter: Court rules in favour of US photographer in plagiarism lawsuit against Jeff Dieschburg https://today.rtl.lu/news/luxembourg/a/2193723.html Luxembourg Copyright Case Against Jeff Dieschburg - Jin
リサイクルショップと聞くと、家具や家電、服などを取り扱う店を想像する人が多いだろう。だが練馬の「Re arts Garden」は、日本で唯一画材を専門に扱うリサイクルショップだ。練馬駅から15分ほど歩いた場所にある店には、絵の具から額縁、絵筆、ニス、粘土や日本画で使う膠(にかわ)まで、さまざまな画材が手ごろな価格で並んでいる。 主な客は、美大生や趣味で創作活動を続けている人たち。「生産中止になってしまった絵の具や顔料を探すために、現役の作家が訪ねてくることもありますよ」と、Re arts Gardenの代表を務める有澤紗生は語る。 店にある画材は、どれも不要品として有澤が引き取ったものだ。引き取りを依頼する人の6割が60代以上か、高齢者の家族なのだという。 「はじめは、若手の作家が引っ越す際に持てあます不要な画材を引き取るつもりで始めました。でも、続けていくうちに遺品整理などに需要があるこ
ニューヨークのメトロポリタン美術館は、サザビーズのバイス・チェアマンを務めるルシアン・シモンズを、新たに創設された出所調査部門の責任者に任命した。 シモンズは、サザビーズで作品の略奪文化財の返還と調査に1997年から取り組み、この問題を専門的に扱うチームを社内で立ち上げた経験を持つ。現在は返還部門の責任者を務めており、印象派・近代美術部門のシニア・スペシャリストでもある。シモンズは5月から新たな役職に着任する予定だ。 メトロポリタン美術館は現在、150万点に及ぶ収蔵品の出所の精査が求められている。今回この役職が新設された経緯には、2022年だけで6件の押収が行われ、マンハッタン地方検事局がギリシャ、イタリア、エジプトで制作された総額110万ドル(約1億6630万円)の古美術品が押収された背景がある。同検事局はまた、トルコの遺跡から不正に持ち出された2500万ドル(約37億8000万円)のロ
2023年でもっとも注目を集める展覧会のひとつ、「デイヴィッド・ホックニー展」が東京都現代美術館で11月5日まで開催されている。60年以上にわたり、絵画、ドローイング、版画、写真、舞台芸術といった分野で多彩な作品を発表してきたホックニー。誰もが認める巨匠の作品を目の前に、美術家の梅津庸一は何を考えたか。画家としてのホックニーの手法、そして「美術の魔法」が解けた現代の美術を取り囲む諸種の事情を交 錯的に読み解く。【Tokyo Art Beat】 ※画像の無断複製・転載・流用禁止 *展覧会レポートはこちら 前置きとして、「展覧会レビュー」を取り巻く状況を考えるTokyo Art Beatからデイヴィッド・ホックニー展の展覧会レビュー依頼があり一瞬戸惑った。というのも僕は久しく「展覧会レビュー」を書いていなかったからだ。ちなみに僕がホックニー展の内覧会を見に行った7月14日は宮﨑駿監督の映画『君
──吉良さんはジェンダーの視点から日本美術史を研究されています。最近では「ジェンダー美術史」と称されることもありますが、どのような領域なのか教えてください。 論じ手によってどうとらえるかに差異はあると思います。それを踏まえておおまかにお話すると、「ジェンダー美術史」と呼ばれる領域には、大きくわけてふたつの視点があります。ひとつは男性が生み出した女性像を、ジェンダーやフェミニズムの視点から分析していくものです。男性が生み出した女性像が、女性に対するゆがめられた理想像や偏見を打ち出していないか、当時を生きた実際の女性たちとどのくらいの乖離があるのか、その絵を描くことによって社会にどんな欲望を持ち込もうとしたのかを分析する領域です。もうひとつは女性アーティストの作品や活動について、女性学的目線から考えていくもの。例えば、ある作品が生まれた時代背景を考えたり、女性アーティストが少ない社会的な理由を
江戸時代の画家、伊藤若冲の作品コレクションで知られる米国の美術収集家、ジョー・プライスさんが4月13日、老衰のためカリフォルニア州の自宅で死去した。93歳だった。葬儀は近親者で行った。伝統や系譜にとらわれない、米国人らしい明るい感性で江戸絵画を集め、若冲の再評価ブームに一役買った。1929年、オクラホマ州タルサ生まれ。父が創業した石油パイプライン敷設会社に勤務しながら日本美術の江戸絵画に引かれ
たいへんぶしつけながら私、以前巖谷國士先生の講演を聞くために、シュルレアリスム展に行った、という話を書きました。恐縮です。 憧れの巖谷國士先生に会って、感動で軽く尿を漏らした話 そこでダリについて書いたんです。「ダリ=シュルレアリスムみたいなイメージあるけど、あいつ協会追放されてるから」的な。そしたら「ダリについてまとめてほしい」と声があったので、誕生から最期までの85年間の生涯をまとめてみようかな、と。 なんでヤバい人になったのか、なにが彼をシュルレアリスムに誘ったのか、を人生と作品を通して考察していきます。 ダリを紐解くカギは「コンプ」 ダリといえばシュルレアリスムを知らない人でも知ってる画壇の超有名人。超キャッチーな世界観で、誰もがダリを見て「ヤバい」と口をそろえる。主婦も「ヤバい」、サラリーマンも「ヤバい」、美大生も「ヤバい」、小学生も「ヤバい」、おじいちゃんも「ヤバい」、乳児も「
──旧原美術館の解体には多くの惜しむ声が聞こえてきます。日本、とくに東京では近代建築が相次いで解体の危機に瀕していますが、どのような背景があるのでしょうか? 旧原美術館は御殿山という一等地にあるため、存続は危ういのではないかと思っていました。まとまった敷地を手に入れるため、邸宅というのは再開発の対象として狙われやすいのが現状です。2002年に制定された都市再生特別措置法によって、開発がしやすくなっており、古いものを残そうという思想からは真逆の方向に進んでいる。 60年代以降は建築が経済成長の道具のように使われ始め、産業として巨大化していきました。例えばすでに取り壊しが発表されている丸の内の東京海上日動ビルは1974年竣工ですが、この頃からオフィスビルの需要が急激に高まり、建築の意味合いも変わっていったのです。それまでは、企業がイメージアップのために著名建築家に本社ビルを依頼し、一等地に建て
大阪のクリエイティブセンター大阪で、言葉に溢れた現代における「沈黙」をテーマとした企画展『沈黙のカテゴリー』が3月28日まで開催されている。 本展の大きな特徴は、特設サイトや広報物のデザイン、あるいは入場券として配布される冊子「ブループリント」に掲載された論考や詩、解説まで、通常は展覧会の「周縁」に位置付けられるあらゆる要素を、会場の展示作品と同じように扱っている点だ。背景には、昨今の美術業界における組織運営やハラスメントの問題に対する、布施琳太郎の危機意識がある。 そこで今回は、布施とともに、大妻女子大学の田中東子を訪問。メディア文化論やフェミニズムを専門とし、インターネットと女性たちの文化実践との関係にも詳しい田中に、布施が本展を機にめぐらせたさまざまな疑問や思考をぶつけた。二人の対話は、アートや文化にかぎらず、組織運営に関わるすべての人たちにいくつもの視座を与えてくれる。 SNSにお
隠されたルール:通底する文化庁の補助金不交付と日本学術会議の任命拒否「あいちトリエンナーレ2019」に対する文化庁の補助金不交付(のちに減額交付)と、日本学術会議の任命拒否。このふたつの出来事には共通するある「隠されたルール」があった? 文化政策が専門の同志社大学教授・太下義之が読み解く。 文=太下義之 政権のダブルスタンダード? 2020年9月に菅政権が発足して以降、日本政府に関連する公的機関において、そのトップやメンバーの任命に関する問題が続発している。 ひとつは、菅義偉首相が内閣発足と同月に、政策提言を行う国の特別機関「日本学術会議」が推薦した会員候補のうち一部を任命しなかったという、いわゆる「日本学術会議会員の任命問題」である。この件が表面化した後、11月の参院予算委員会にて蓮舫氏から「(任命は)99人で、6人を外したという相談があり、『それでいい』と判断したのか」と問われた際に、
自分の髪が、国宝修復に使われる!?「漆刷毛ヘアドネーション」に参加してみた 2021年9月1日 CULTURE ヘアドネーション, ヘアードネーション, 仙台市, 宮城県, 泉清吉, 漆刷毛, 漆刷毛ヘアドネーション 【若栁誉美】長く伸ばした髪の毛を寄付をする「ヘアドネーション」が近年広く知られるようになってきた。有名なのは「医療用ウィッグ」を製作するための寄付。ヘアドネーションに賛同する美容室で髪を切った場合は美容室から一括して製作団体に送ってもらうことができ、自分で団体に送付することもできる。 記者は今回、医療用ウィッグの製作用途以外にも自分の髪の毛を寄付できるプロジェクトがあることを知った。それは「漆刷毛ヘアドネーション」。漆塗りを施す刷毛(はけ)を製作するための寄付で、全国の職人・愛好家の手元に届き、国宝の修復に使われることもあるという。活動が昨年執筆した記事にも関連のあるものだっ
去る5月1日、大阪で行われた合宿勉強会「集まるのが大事vol.2」(テーマ=反抗)の二日目に登壇し、以下のような内容で90分ほどのトークをした。 「反抗 vs 反抗 」の外へ―性的表現と性差別批判の弁証法― 【概要】 美術に現れる女性の裸体表現は、かつては神話の文脈と宗教の縛りの間にあったが、次第にその制約を離れ、個としての性表現へと変化・多様化してきた。一方フェミニズム批評による美術史の読み直しにより、作品中の男性視点や性規範が指摘されるようにもなった。近年は強い反発と撤去要請が起こるような事案も散見される。 議論を呼んだ主な女性ヌード表現及び批判の文脈を辿り、「反抗 vs 反抗」の隘路から「外」に出る視点について考える。 【内容】 ① 「女を見る」をめぐる男/女の非対称性 ② 西洋美術における女性ヌードの位相 ③ 近代日本の西洋美術、性道徳の受容 ④ 「性差別」という批判の始まり ⑤
「さいたま国際芸術祭2020」https://art-sightama.jp/jp/の中の「市民プロジェクト」の一環として作られた批評誌に、拙文を寄せております。 芸術祭は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、開催を延期したまま当初予定されていた会期が昨日終わっていますが、批評誌はあちこちに置かれているようです。 note.com 個人的に名古屋圏であまり配れませんでしたので、とりあえず拙文だけここにアップしておきます。 ● 対話が隠蔽する「加害」としての芸術 「現代美術の場における対話」で必ず思い出される、30年以上前の体験がある。 1980年代、名古屋の中心街からやや外れた場所に、A.S.G.という「実験的」なギャラリーがあった。オーナーの意思で商業ギャラリーではなかったそこが「実験的」と見なされていた理由は、一階の画廊スペースの経営が二階にある居酒屋の収益によって賄われていたこと
「僕が死んだ後は、すっとこどっこいな面白いドラマができるんじゃないかと思いますね」。国際的に活躍する現代美術家、村上隆(58)。作品が約16億円で落札されるなど、アートマーケットにおいても話題を呼んできた。村上はこの夏、自身が代表を務める会社が倒産危機に直面していることを明かした。世界を舞台にどう道を切り開いてきたのか、そして現在進行形でもがき続ける日々について聞く。(取材・文:塚原沙耶/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース 特集編集部)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く