先日、取材中に宮下公園で目にした「KOMPOSITION」というマーク。皆さんご存知ですか? これは、リーガル・ウォールと呼ばれ、いわば“合法的な壁”の証明なんだとか。 じゃあ何を法的に許可されているかというと、渋谷の街でもよく目にする、壁やガードレールに書かれた落書き、つまりは、グラフィティアート。もともとは1960年代後半にNYのストリートに端を発し、70年代以降に地下鉄のアートとして広まり、その後は、ヒップホップの要素として不可欠なものになっていったといわれています。 グラフィティアートは、許可なく、人家や店、公共物などに作品を描くため、描かれた側は、自力で落書きを消すことを余儀なくされ、また、街の景観を乱すなどの理由からも、問題視されることがしばしば。確かに、街を歩いていても、「不快だな…」と思う落書きを見かけることもありますが、しかし、中には、そこら辺の美術作品に勝るとも劣らない