やるべきことを先送りする人がいます。1つ2つではなく、いくつもいくつも先送りしてしまう。こうなると色々なことを前に進められず、しかも案件が複雑に絡み合い、いったいどこに問題があって、期待通りの結果を手に入れられないのか、まるで見当もつかなくなってしまいます。 そうした1人である熊岡課長と鷲沢社長の会話をお読みください。 ●熊岡課長:「社長、ちょっといいですか。私なりに考えたプランを聞いてください」 ○鷲沢社長:「なんだ」 ●熊岡課長:「最近ずっと考えていることなんですが、お客様に直接販売するルートをつくってはどうでしょう。みんなは代理店を飛び越すことに躊躇しているようですが、今の時代、代理店にばかり頼っていてもなかなか先に進まないので」 ○鷲沢社長:「もちろん、直販という選択肢もある」 ●熊岡課長:「それじゃあ、積極的に直販を仕掛けていっていい、と社長も考えているのですね」 ○鷲沢社長:「
