トランプ政権が相互関税を表明し、これに中国政府が対抗措置としてアメリカからのすべての輸入品に34%の追加関税を課すと発表したことで、市場では米中の貿易摩擦が一段と激しくなり、世界経済が景気後退に陥ることへの懸念が強まりました。 トランプ大統領が4日、SNSで「私の方針は決して変わらない」と投稿したことで、「相互関税」をめぐるアメリカと各国との交渉の余地は乏しいという受け止めにつながりました。 ダウ平均株価の終値は、前日と比べて2231ドル7セント安い、3万8314ドル86セントとなり、1日の下落幅としては過去3番目の大きさを記録しました。 過去最大と2番目はいずれも2020年3月、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大への懸念が強まったときで、それ以来の大きさとなります。 トランプ大統領が相互関税を発表したあとの2日間でダウ平均株価は3900ドル余り下落しました。 また、ハイテク関連銘柄が多
