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medicalとreviewに関するstella_nfのブックマーク (10)

  • 『大村智 - 2億人を病魔から守った化学者』 - HONZ

    はじめまして、『なかのとおるの生命科学者の伝記を読む』で、ごく一部ではおなじみの、浪速大学・仲野です。ここしばらくHONZ被害者同盟の暫定代表を務めておりましたが、このたび訳あって、読み手から書き手へ、すなわち、被害者から加害者へ、あっさり転向することになりました。よろしくお願いいたします。って、よろしくないですね、すみません。ところで、すっかり忘れていましたが、とある生命系専門誌での連載企画として「押し売り書店 仲野堂」というのがあったのでした。この案は未遂にておわりましたが、ひょっとすると、生来の加害者体質かもしれませんので、取り扱いには十分注意してください。処女作は、得意ジャンルの伝記、『大村智』でございます。 子ども向け伝記では、問答無用・説明不要の偉人であれば、そのタイトルに「野口英世」とか「キュリー夫人」とかいうのがありだけど、大人向けの伝記でこのメインタイトルというのは

    『大村智 - 2億人を病魔から守った化学者』 - HONZ
    stella_nf
    stella_nf 2015/10/05
    2015年ノーベル生理学・医学賞受賞者の伝記書評。受賞するまでお名前すら知りませんでした。
  • 苦しまないと、死ねない国『欧米に寝たきり老人はいない』

    せめて、死ぬときぐらい安らかに逝きたい。 だが、現代の日では難しいらしい。老いて病を得て寝たきりになっても、そこから死にきるためには、じゅうぶんな時間と金と苦しみを必要とする。寝たきりで、オムツして、管から栄養補給する。痰の吸引は苦しいが、抵抗すると縛られる。何も分からず、しゃべれず、苦しまないと死ぬことすらままならない。 タイトルの「欧米に寝たきり老人はいない」理由は、簡単だが単純ではない。というのも、「寝たきりになる前に(延命治療を拒否して)死ぬから」が答えであることは分かっていても、なぜ「延命治療を拒否する」ことが一般化しているか明らかでないから。書によると、数十年前までは日と同様に、終末期の高齢者に対し、濃厚医療が普通だったという。欧米では、これが倫理的でないという考えが広まり、終末期は「べるだけ・飲めるだけ」が社会常識になった。金の切れ目が命の切れ目。高齢化社会に伴う医療

    苦しまないと、死ねない国『欧米に寝たきり老人はいない』
  • 「エイズを弄ぶ人々 疑似科学と陰謀説が招いた人類の悲劇」

    HIVは無害でエイズの原因ではなく、治療に用いる抗レトロウィルス薬こそがエイズの原因で、政府、製薬会社、科学者がその有害な薬を売るためにエイズという伝染病を作りだした――そんな、科学的根拠が全くなく、完全に否定されているはずの説が世界中に広がりつつある。その、疑似科学と陰謀論とが融合した「HIV/エイズ否認主義」はなぜ広まっているのか、その発生要因と影響の分析、主要論者の紹介、そして彼らの説に対する科学の側からの反論をまとめた一冊である。 HIV/エイズ否認主義HIV/エイズ否認主義の主張の主な特徴は書によると以下の通りだ。(P17) ・自分たちだけが「HIVは無害なウィルスで病気の原因とはなりえず、抗HIV薬は毒物で、エイズを引きおこすDNAのターミネーターに他ならない」という真実を知っていると考えている。 ・「巨大製薬産業と医学界が国立衛生研究所と生物医科学全般を堕落させてきた。」と

    「エイズを弄ぶ人々 疑似科学と陰謀説が招いた人類の悲劇」
  • あらすじだけでも知ってほしい本がある 『種痘伝来』 - HONZ

    地味といえば地味な学術書である。はっきり言って4千円は高いし、ほとんどの人は買おうと思わないだろう。しかし、こののあらすじは知っておいて損はない。江戸時代の知識階級のレベルがいかに高かったがよくわかる。 天然痘は感染力が強く、致死率も高いおそるべき伝染病である。いや、その撲滅が人類によって成し遂げられた唯一の疾患なのだから、『であった』が正しいのかもしれない。17世紀、すでに中国では、弱毒化した天然痘を人為的に接種する『人痘』がおこなわれていた。ヒトに感染する天然痘ウイルスを用いるのであるから、当然、死ぬこともあった。 天然痘で死ぬ子供の方が人痘で死ぬ子供より多い、そして、自然発症よりもコントロールが容易である、ということから人痘がひろまっていったらしい。もちろん、日でも天然痘が猛威をふるうことがあった。しかし、伝わりはしたものの、中国式人痘が広まることはなかった。命というものについて

    あらすじだけでも知ってほしい本がある 『種痘伝来』 - HONZ
  • 医療費を抑えると、医療保険制度が崩壊する、そんなバカな…~『後期高齢者医療制度』 伊藤周平著(評:山岡淳一郎):日経ビジネスオンライン

    12月1日付の朝日新聞を見て、思わず目を疑った。同紙の全国主要自治体72市区を対象にした調査によれば、「後期高齢者医療制度(75歳以上加入)」で、保険料を滞納している人が約20万人にものぼるという(10月末時点)。 後期高齢者医療はウムを言わせぬ保険料の年金天引きのはず。それ自体、大いに問題があるが、滞納者が20万人とは!? じつは、年金額が年18万円未満の高齢者は、保険料を現金で払うか、口座振替などで支払うことになっている。そのうち約20万人が、払えていないのだ。このなかには低所得者や長期入院中の人たちが、相当の数いるとみられる。 滞納が1年間続くと、病気などの特別な事情がない限り、「保険証の返還」を求められ、「無保険」状態になる。その後、保険証がなければ、病院にかかった場合、ひとまず全額を自己負担しなければならない。はたして保険料を払えない高齢者が、診療を受けに行けるだろうか。 自営業

    医療費を抑えると、医療保険制度が崩壊する、そんなバカな…~『後期高齢者医療制度』 伊藤周平著(評:山岡淳一郎):日経ビジネスオンライン
  • あなたにまかせた、私のせいかも~『医療格差の時代』 米山公啓著(評:山岡淳一郎):日経ビジネスオンライン

    医療崩壊という言葉が、毎日のようにメディアに載る。地方の病院で、都市部でも産科、救急、小児科などで医師が不足して診療体制が崩れる現象は、珍しくなくなった。その要因は、大きく三つにくくれる、とわたしは考えている。 第一の要因は「公的医療費の抑制」という財務省―厚生労働省の大方針である。日は1980年代から医療費抑制策が継続されているが、とりわけ小泉政権以降、経済財政諮問会議や規制改革会議が「公的保険給付の範囲見直し」と「民間分野の拡大」を掲げて、これを後押しした。公的医療費抑制と抱き合わせで、医療への市場原理の導入を試みたのだ。「官から民へ」のワンフレーズにも乗せやすかった。 しかし、国民一般の健康を守る公的システムに市場メカニズムをはめ込めば、「利益」を生みやすいところに医療資源は流れる。結果的に「公平性」はズタズタにされる。 その典型が米国である。 マイケル・ムーア監督の映画「シッコ」

    あなたにまかせた、私のせいかも~『医療格差の時代』 米山公啓著(評:山岡淳一郎):日経ビジネスオンライン
  • 書評 - 入門 医療経済学 : 404 Blog Not Found

    2007年03月12日01:00 カテゴリ書評/画評/品評Money 書評 - 入門 医療経済学 初掲載2007.03.11 医療も経済学も、難しくて面白い。 入門 医療経済学 真野俊樹 だとしたら、書は面白いの自乗である。 書「入門 医療経済学」は、文字通り「医療経済学」の「入門」である。医療経済学とは何か?著者はこう定義している。 p.3 すなわち「医療経済学」は「医療に関する人間の営みを対象にした学問でもある。 [引用注:強調は弾による] これであれば「医は仁術」であっても「医は算術」であっても、人間の営みである以上きちんと扱える。 著者の真野俊樹は、多摩大学医療リスクマネジメントセンター教授。MDにしてMDAにして医学と経済学の双方のPh.Dを持っているという、書を書くために世に出たような存在だ。 目次 はじめに 第1章 医療経済学を理解するために 医療と経済学のすれ違い 市

    書評 - 入門 医療経済学 : 404 Blog Not Found
  • リヴァイアさん、日々のわざ: 大学病院革命(追記あり)

  • 宇宙飛行士は早く老ける? - 5thstar_管理人_日記

  • サイコドクターぶらり旅(2006-05-20) - 小松秀樹『医療崩壊—「立ち去り型サボタージュ」とは何か』(朝日新聞社)

    名著です。医療者も、医療を受ける立場の人も必ず読むべき一冊。 このところ、医療事故訴訟や医療過誤で医者が逮捕されたなどというニュースが毎日のように報道される一方、小児科や産婦人科、脳外科などの科の医師が激減していると報じられているわけだけれど、日の医療の現場でいったい何が起こっているのか、マスコミはほとんど伝えない(伝える能力がない)から、知っている人はほとんどいない。 虎の門病院泌尿器科部長として勤務する医師が書いた書は、現場の医師の立場から日の医療を取り巻く厳しい状況と問題点を冷静な筆致で記し、対策を提言した。今後日の医療を論じるときにスタンダードになると思われるで、著者の現状認識には、私も全面的に同意する。著者の批判の矛先は、マスコミ、大学医学部、法律家、厚生労働省、患者などさまざまな方面へと向けられているが、特に医者が患者の側を批判することはタブーとされている中、現場の

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