映画『メタモルフォーゼの縁側』を見て、創作について思いをはせる。 2025W15 (2025-04-07 / 2025-04-13) 『メタモルフォーゼの縁側』は、高校生のうららと老婦人の雪が、「BL」という共通点から年齢も立場も飛び越えて、友人関係を築いていく。中盤では雪はうららに漫画を描くことを勧める。同人誌即売会で頒布するために書き上げた作中漫画『遠くから来た人』がとてもよくて、雪が直接関わったわけではなさそうだけど、そのストーリーにはうららが雪と出会わなければ生まれてこなかったであろう必然性があった。作る苦悩、売る苦悩も描かれているけど、終盤には「届く喜び」みたいなものも含まれていて、「創作って……」と思った。 私は創作をテーマにしたコンテンツに弱い。それを意識したのは『映像研には手を出すな!』からだったか。『ブルーピリオド』もそうだ。主人公が小説家、とかそういう間接的なものも含め
