
仕事の効率性を重視する人が増えています。それ自体はいいことですが、効率を意識しすぎるあまり、仕事を進める上でマイナスになりかねない“省略”をしてしまう人もいるようです。メールを書く上で省略できること、省略しないほうがいいことについて考えてみましょう。(構成/ダイヤモンド・ライフ編集部)
「お世話になっております」は
省略してもいいのか?
昨年、「メール1往復主義」という言葉が話題になりました。
以前は、質問のメールに対して返答があり、それにお礼や確認の連絡があってメールが終わるという1往復半のやりとりが一般的だったのですが、最近の若手の間では、返答をもってメールが終了する“1往復”が常識になっているというもの。
その背景には、効率化を重視する、いわゆる“タイパ”意識があるのだと考えられます。
ただ、回答に対する返信がないと、「この内容でよかったのかな?」「メールを見てくれているかな?」などと相手は不安な気持ちになります。返事を省略したがために、関係性が悪化して業務に影響が出てしまっては本末転倒です。
時間がなければ、「ご連絡ありがとうございます。確認して明日中にご連絡します」といった簡単なメールでも構いません。返事が来れば、相手もその後の対応が予測できるので安心です。