一列（読み）イチレツ

デジタル大辞泉 「一列」の意味・読み・例文・類語

いち‐れつ【一列】

１ 一つの列。ひとならび。「一列に並ぶ」
２ 第一の列。
３ そろうこと。一緒。
「国本の面々―に申し上ぐべき事なれども」〈浄・先代萩〉
４ 同一。同類。同じ仲間。
「汝、神は―の如くに云へるは如何なることぞ」〈都鄙問答・二〉
[類語]列・並び・行列・整列・配列・羅列・縦列・並列・直列・堵列とれつ・隊列・隊伍・分列・列立・列する・連なる・並ぶ・立ち並ぶ

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精選版 日本国語大辞典 「一列」の意味・読み・例文・類語

いち‐れつ【一列】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① ( ━する ) ひとならびに並ぶこと。
    1. [初出の実例]「参議以上一列入レ自二儀鸞門東戸一」(出典：貞観儀式（872）四)
    2. 「満山護法一列し、中門の扉を敲きけり」(出典：大観本謡曲・雷電（室町末）)
  3. ② 第一の列。最初の行列。
  4. ③ ( ━する ) 同じ仲間に入れること。また、同じ仲間。
    1. [初出の実例]「法兄法弟におよぼし、一列せしむべからず」(出典：正法眼蔵（1231‐53）仏道)
  5. ④ ( 「に」を伴って ) 同じ程度、状態。同列。いっしょ。
    1. [初出の実例]「大根引のたぐひを、菊、紅葉一列に書ならべ出する」(出典：俳諧・宇陀法師（1702）俳諧撰集法)

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普及版 字通 「一列」の読み・字形・画数・意味

【一列】いちれつ

ひと並び。

字通「一」の項目を見る。

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