今週の小次郎
文春新書。本郷和人。
東大の教養課程で行われた講義を元に、暗記しないで考える日本史。
鎌倉幕府はどういった政権だったのか。そして、最近の定説で、成立が1192年ではないとされているのはなぜか。
なぜ源頼朝の後継者は暗殺されたのか。
戦国武将は権威に対してどう向き合っていたのか。
織田信長は普通の戦国武将だったという説が最近流行しているが、それは本当か。
秀吉は豊臣家をどこまで大事に思っていたのか。
等々、歴史好きには面白い一冊であった。
逆にいうと、歴史好きでなければ、読まない一冊であると思われる。