航空自衛隊、2024年度の緊急発進704回 中国軍無人機に大幅増
航空自衛隊が2024年度に実施したスクランブル=緊急発進の回数は704回だと明らかになりました。中国軍の無人機への発進が大きく増えています。
2024年度のスクランブルの回数は704回で、前の年度より35回増え、高い水準が続いています。
うち、中国機に対するものがおよそ66%、ロシア機がおよそ34%でした。
中国軍機が去年8月、初めて領空を侵犯したほか、9月には領空を侵犯したロシア軍機に強い光や熱を放つフレアによる警告を初めて実施しました。
中国軍機の中で無人機は30機で、2022年度の10機、23年度の9機と比べ大きく増加しています。
自衛隊のトップ、吉田統合幕僚長は「試行的な飛行から通常の運用ができる体制になったのではないか」と分析しました。
最終更新日:2025年4月10日 19:15