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なぜベイスターズは「7点以上の差が開いた試合」でNPB史上最多の逆転勝利を飾っているのか…《大逆転の記憶》を中畑清が解説する

2025/04/04
1998年7月15日 @横浜スタジアム 清原和博、松井秀喜、高橋由伸に一発が飛び出し、両軍20安打ずつの大乱戦。最後は波留敏夫が槙原寛己からセンター松井の頭上を越すサヨナラヒットを放って熱戦に幕
 苦境に追い込まれたときこそ、力を発揮するのがベイスターズ。過去には7点差以上つけられながら11度も逆転勝ちを収めてきた。この逆転力はいかにして培われたのか。記録と元指揮官の証言で探る。
 なおビューワー機能をお使いいただくことで、雑誌誌面に掲載した11度の逆転勝利のスコア、写真、試合の概要をご覧いただけます。(原題:[データで見る諦めない力]7点差以上をひっくり返した! ベイスターズ「大逆転の記憶」)

 いきなりですが、クイズです。プロ野球の歴史上、最も大きな得点差を逆転した試合は、何点差だったでしょう?

 正解は――10点差。1949年に大陽、'51年に松竹、'97年には近鉄、そして2017年にヤクルトが、それぞれ10点差をひっくり返している。

 では少しハードルを下げて、7点以上の差が開いた試合で最も多くの逆転勝利を飾った球団はどこか。答えは、ベイスターズだ(大洋時代を含む)。'75年に阪神相手に8点差から勝利をつかんだゲームを皮切りに、これまで計11度も大逆転劇を演じてきた。2位がオリックスの8回だから、その“逆転力”は圧倒的である。

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photograph by KYODO / SANKEI SHIMBUN

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