サムスン電子の子会社のHARMAN(ハーマン)と位置情報サービス企業のHERE Technologiesは、MWC2025において、ユーロNCAP 2026に準拠した新たな運転支援システムの共同開発を発表した。
両社は、自動車メーカーがユーロNCAP 2026の運転支援プログラムに対応できるよう、先進的な直接通信および車車間通信(V2X)技術を活用した運転支援システムの開発に取り組んでいる。このシステムは、事故、停止車両、逆走車両などの危険な状況を事前に警告する機能を提供する予定だ。
HERE TechnologiesのADASおよび自動運転ソリューション部門シニアディレクター、アンシ・サーリマキ氏は、「HEREとHARMANは協力して、正確でダイナミックな道路警報を提供し、ドライバーの安全性を向上させるとともに、自動車メーカーが進化するNCAP要件に対応できるよう支援する。目標は、前方の潜在的な危険について車両に情報を提供するなど、安全性の課題に取り組む自動車メーカーを支援しつつ、製品の市場投入時間を短縮すること」と語る。