原付免許で乗れる110ccのホンダ『スーパーカブ』発表、発売時期は「もうしばらく」…大阪モーターサイクルショー2025

ホンダ スーパーカブ110 Lite コンセプト(大阪モーターサイクルショー2025)
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ホンダは、60年以上にわたり日本の「配達」を支えてきた50cc・原付一種の『スーパーカブ』を10月に生産終了する。これに代わる「原付免許で乗れるカブ」への要望が高まる中、ホンダは「新基準原付」に適合したカブの販売を決定。21日に開幕した「大阪モーターサイクルショー2025」で110ccの『スーパーカブ110 Lite』を初公開した。

ホンダがスーパーカブを含めた50cc原付を生産終了する背景には、国際基準に合わせて2025年11月から適用される排ガス規制への対応が困難と判断したことがある。一方で、警察庁は出力を4kWに制限した125cc以下の車両を、これまでの50ccと同じように原付一種免許で運転できるよう改正道路交通法施行規則を決定、4月1日に施行される。

最後の500カブ、ホンダ スーパーカブ50 ファイナルエディション最後の500カブ、ホンダ スーパーカブ50 ファイナルエディション

カブシリーズとしては110ccの「スーパーカブ」や「クロスカブ」、125ccの「ハンターカブ」などが現在も販売されているが、やはり「原付免許で乗れるカブ」の需要は大きいようで、ホンダは「新基準原付」に適合したカブの販売を決定した。

大阪モーターサイクルショー2025で、ホンダモーターサイクルジャパンの室岡克博社長は、今年10月に50ccエンジンを搭載するスーパーカブの最終モデル「ファイナルエディション」の生産を終了することに対し、「生産終了を惜しむ多くのお客様の声を頂きました」とし、同時に「日本の社会インフラとも言える原付一種カテゴリーのこれからに対するご心配の声であったと感じています」と話した。

しかし、「ご安心ください」と続けて、ホンダは新基準原付の法規に適合させ、これまで同様原付免許や普通自動車免許で乗車が可能な原付一種カテゴリーのモデル開発を進めていることを強調、その第一号モデルとして「スーパーカブ110 Lite」を販売予定だと発表した。

スーパーカブ110をベースにエンジン出力を4kW以下に抑えるスーパーカブ110をベースにエンジン出力を4kW以下に抑える

スーパーカブ110 Liteは、現在販売されている原付二種クラスの「スーパーカブ110」をベースに、最高出力を4kW以下に抑えることで新基準に適合させる。室岡社長は「従来のスーパーカブ50同様の使用感で扱いやすく頼れるコミューターとしてお客様にお届けする予定」だとした。

今回発表されたのはスーパーカブ110のコンセプトモデルのみだが、スクータータイプの開発も進めているという。発売時期については「もうしばらくのお時間をいただきます。ぜひご期待ください」と話した。

ホンダ スーパーカブ50・HELLO KITTY(大阪モーターサイクルショー2025)ホンダ スーパーカブ50・HELLO KITTY(大阪モーターサイクルショー2025)

会場にはスーパーカブ110 Liteのほか、最後の50ccカブとなる「ファイナルエディション」と、人気キャラクター「ハローキティ」とコラボした特別仕様の『スーパーカブ50・HELLO KITTY』が展示。来場者はそれぞれ「カブの思い出」に想いを馳せていた。

《レスポンス編集部》

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