
吉高由里子が主演し、北村匠海と共演する「星降る夜に」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系) の最終回となる第9話が3月14日に放送された。10歳差の鈴(吉高)と一星(北村)のラブストーリーは、心温まる余韻に満ちた結末が感動を呼んだ。(以下、ネタバレがあります)
大人のラブストーリーが完結
同ドラマは、のどかな海街を舞台に、感情を忘れて孤独に生きる産婦人科医・雪宮鈴(吉高)と、音のない世界で自由に生きる10歳下の遺品整理士・柊一星(北村)が運命の恋を育んでいく物語。
脚本を恋愛ドラマの名手といわれる大石静氏が担当する。
出演はほかに、鈴が勤める病院の新米産婦人科医・佐々木深夜にディーン・フジオカ(DEAN FUJIOKA)、一星と同じ遺品整理士・佐藤春に千葉雄大、一星と春の会社の社長・北斗千明に水野美紀。
命の始まりと命の終わりをつかさどる2人のラブストーリーは、周りの人々を温かく包み込みながら進んでいった。
鈴と一星、深夜の尊い三角関係
5年に渡って鈴を逆恨みしていた伴(ムロツヨシ)の心は、鈴の優しさ、全力で抱きしめた一星の温もりによって救われた。
伴と別れた帰り道、突っ走ったことを心配した一星に「私は一星のせいでおせっかいになったんだよ」と告げた鈴。一星がその名の通りに星のように鈴の道を照らしながら変えてきたのだ。
そんな2人は、10年前に妊娠中の妻とお腹の中の子を同時に亡くしてから止まっていた時を進める決意をした深夜にも優しく寄り添った。
深夜は千明に依頼し、かつて妻と暮らした家の遺品整理をすることに。家の中にあるものはすべて処分することにしたが、その一つ一つに思い出がよみがえる。つらそうな表情になる深夜の背中をそっとなでる鈴。そして一星がいつもの仕事と同じようにおせっかいをして、故人の思いが込められた遺品を深夜に差し出した。
それは妻が内緒で用意していた家族3人分の靴。深夜はようやく涙を流すことができ、思いを昇華させた。
鈴、一星、深夜のことを、千明は「太陽と月と地球みたいな関係だな。ああいう関係は恋とか愛とか単純な名前は付けられないな」と言った。そんな“名前のない関係”も大切で、尊いものであるのだと改めて感じる場面だった。
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