
アーティスト・俳優・声優と幅広いステージで活躍する、アイナ・ジ・エンド。4月10日より世界独占配信されるNetflixシリーズ「ムーンライズ」では、主題歌に加えて、物語の鍵となる謎の少女・マリーの声優も務めている。2つの大役を務めたアイナ・ジ・エンドにインタビューを実施、約3年ぶりとなった声優についてや、主題歌へのこだわりを聞いた。また、芸能活動を通して、彼女が大切にしていることについて話を聞くと「0から1を作るとなると誰にも正解がわからない」「恐れないで、飛び込んでいくことを意識している」と彼女らしい考えを明かしてくれた。
主題歌&声優と二つの大役に不安「まだBISHの活動もあり、解散まですごい勢いで駆け抜けて行く日々だったので…」
――はじめに、本作への出演が決まった時の心境をお聞かせください。
出演が決まった時は、まだBiSHの活動もあり、解散まですごい勢いで駆け抜けて行く日々だったので、本作の主題歌とマリー役という大役を引き受けられるのか不安はありました。ですが、このような大役を頂けたことは、率直にとてもうれしかったです。
――実際に携わってみていかがでしたか?
何より、歌を作らせていただけたことがとてもうれしかったです。また、肥塚正史監督や音響監督の三間雅文監督にお会いするたびに、この作品への情熱をすごく感じて…。全てにおいて熱意がずっと保ち続けられた期間で、全部が楽しかったです。

約3年ぶりの声優は「“楽しい”より難しさを感じることが多かった」
――約3年ぶりとなるアフレコはいかがでしたか?
アフレコに関しては“楽しい”より難しさを感じることが多かったです。ですが、三間監督は以前声優を務めた映画「SING/シング:ネクストステージ」(2022年)でもお世話になっていて、今回も手取り足取り教えてくださったおかげで、なんとか必死に食らいつくことができました。
――アイナさんが演じたマリーついてはどのようなキャラクターだと捉えて声を吹き込みましたか?
あっけらかんとしていて、大事なシーンでも腑抜けている瞬間があったりと、あまり真面目な良い子ではないように見えるんですが、本当はすごく一途で、魂が綺麗なキャラクターだと感じました。だからずっと一人で旅に出続ける強さがあるんだなって。
――マリーとアイナさんとで共通しているところなどはありますか?
マリーの自分で決めた道に対する一途な気持ちだったり、その中に少しぬけているところがあるのは似ていると思います。また、物語の中では、ずっと戦っていてヒリヒリした日々が漂っているんですが、マリーにとって本当にうれしいことがあると一瞬で子供のように喜べる、切り替えスイッチみたいなところも似ている気がしました。
