
俳優の山田孝之が、4月13日に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された「劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』公開直前!SPファンミーティング」に登場。高山みなみ(江戸川コナン役)、山崎和佳奈(毛利蘭役)、小山力也(毛利小五郎役)、高田裕司(大和敢助役)、速水奨(諸伏高明役)、小清水亜美(上原由衣役)、山下美月(円井まどか役)、そして着ぐるみの江戸川コナン、毛利小五郎、毛利蘭と共に約3300人のファンの前でトークを行った。
山田は炭焼き小屋を営む寡黙な男役
同作は、原作者・青山剛昌氏によるコミックスが全世界で累計発行部数2.7億部を突破し、テレビシリーズは放送1100回を超えた人気作品の劇場版シリーズ第28弾。山田は長野の山中で炭焼き小屋を営む寡黙な男で、物語の中盤からコナンや小五郎、長野県警とも深く関わる人物・大友隆役を務める。
同作の舞台は長野の雪山。長野県警の大和敢助が雪山で「ある男」を追跡中、銃弾が敢助の左眼をかすめ、雪崩に巻き込まれる。その10カ月後、奇跡的に生還した敢助は、野辺山天文台の研究員が何者かに襲われたという通報を受け、現場に駆け付けるが、天文台のパラボラアンテナが動き出した途端、隻眼となった左眼が突如疼きだす。
一方、雪崩事故を調査している警視庁時代の同僚と会う約束をしていた毛利小五郎とコナンが、待ち合わせ場所に向かう途中、銃声が響き渡る。眠りの小五郎と長野県警の大和、一見接点のなさそうな2人を繋ぐ「眠っていた記憶(じけん)」が描かれる――。
今回のSPファンミーティングは、「名探偵コナン」のイベントとしては最多となる約3300人のファンが詰め掛けて実施。熱量たっぷりなファンを見渡し、山田は「3000人(超)ということなんですけど、コナンのファンは全世界に50億人ぐらいいるということなので、(入れたのは)めちゃくちゃラッキーな方たち。そのパワーを頂いて、長野で炭焼き小屋をやろうと思います」と役柄に絡めながら冗談を交えてあいさつし、笑いを誘った。
山田と山下は、4月8日に長野巡礼イベントとして今作のキーパーソンの一人である隻眼の警部・大和敢助(CV:高田)らが所属する長野県警などを訪れたばかり。
山田、現地での盛り上がりに驚嘆「半端じゃないです」
現地の盛り上がりについて、山田は「人気の高さが感じられますね。半端じゃないです」とした上で、「長野県知事がこのコナン人気にゴリッゴリにあやかるつもりで、目をギラギラさせながら(笑)。これでいくぞ!って感じでしたし、県警の方も切なる思いで『最近、長野県警に志願してくる若者が減ってきているので、(この人気に乗じて)長野県警に皆さん来てください』ってPRまで始まって…。そっち側と思われるのもなんかなって」と“長野県側”に取り込まれまいとしっかり一線を引きつつ、振り返った。
それでも優しい山田は、長野のオススメスポットや土産を聞かれると「県知事はいろいろと推したいものがある感じでしたね。そばとか、りんごとか。結構りんごを強調してましたね。たぶん(りんごの名産地といえば)青森より長野って言いたげな顔でした」とイジりつつ、阿部守一長野県知事がアピールしたいものをさりげなく伝えていた。
劇場版「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」は、4月18日(金)より全国公開。なお、4月17日(木)の深夜0時(※18日の0時)からは「眠れない世界最速上映」と題し、全国10都道府県・23劇場にて世界最速上映が行われる。
◆取材・文=森井夏月(STABLENT)
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
![劇場版 名探偵コナン 100万ドルの五稜星 通常盤 [DVD]](/https/thetv.jp/assets/v3/img/lazyimg.gif)
小学館