
俳優のいしだ壱成の“今”に独占密着した映像が、厳選したエンタメ情報のニュース番組「ABEMAエンタメ」(毎週月~木曜夜11:00ー深夜0:00 ABEMA NEWSチャンネル)の密着企画「NO MAKE」にて全編無料配信されている。
「NO MAKE」
番組では、現在、いしだが精力的に行っている舞台の仕事に同行した。楽屋では一座のムードメーカーとして率先して共演者とコミュニケーションをとり、板の上では感情むき出しの演技で観客を引きこんでいた。
舞台に加えて、いしだは、自身の俳優活動でつちかってきたものを後進に教えるワークショップを意欲的に開催しており、演技のメソッドだけではなく、“役者としての生き方”を受講生に伝える時間を設け、「『自分を大切にしてほしい』というのが僕はあって。自分のマイナスになるような役はできればやらないでほしいし、自分のイメージは大切にしてほしいな。一回、色がつくと、なかなか変わらないから」と真剣な眼差しで訴える。
「自分を大切に」と語ったいしだは、誹謗中傷に心を痛めたことをふり返り、カメラの前で当時の心境を赤裸々に吐露する。野島伸司脚本のドラマで活躍し、売れっ子俳優として活躍したのち、30代になるとバラエティー番組でも引っ張りだこだったいしだは、かっ藤を抱えていたようで「バラエティー番組で『ハゲで気持ち悪い』キャラクターに設定されることが多くなり、どこの現場に行っても『ハゲ』『キモイ』と言われているうちに精神的にだんだんこわれていってしまって……」と語る。
「3度目の結婚で奥さんになる人が24歳年下と報じられると、行き過ぎた誹謗中傷がSNSに2万件ぐらいきて。こわくて部屋から出られなくなった」と打ち明け、「これはいよいよ芸能界を辞めるか。芸能界で食っていくのは無理だから、あきらめよう。就職して“ふつうの人”になろう」と決意したことを告白する。
移住先の石川県では、ハローワークでの職探しを経験し、介護施設や旅館、工場のラインの面接に行くも、いしだは「病気が顔を出していたので………」と安定しない精神状態に加えて、「貯金もなく、びっくりするくらい困窮」していたという生活、そして妻との離婚があり、最悪のケースを考えていたことも吐露する。
その絶望の淵で手をさし伸ばしてくれた存在が、父の石田純一だったと明かした上で、「父が連れ戻しに石川県に来ました。『大丈夫か? お前』『早く社会復帰、芸能界に復帰してほしいな』って。再び東京で舞台に立つというのは、自分にとっては夢物語に近かった。ずっと家に閉じこもって、どうやって命を絶とうか考えていたところに、父が『芸能界に戻ろう』と直接、言ってくれたことでスイッチがオン!って入りましたね」と述懐した。

いしだ壱成
「貯金も何もなかった」
うつ病抱え石川県のハローワークで職探し
命を救われた父・石田純一の言葉と息子・谷原七音への思い
「ABEMAエンタメ」
毎週月~木曜夜11:00~深夜0:00 ABEMA NEWSチャンネルにて放送