
松本若菜とAぇ! groupの佐野晶哉が、4月16日に都内で行われたフジテレビ系ドラマ「Dr.アシュラ」(毎週水曜夜10:00-10:54 ※初回は10:00-11:09、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の制作発表会に、田辺誠一、荒川良々、佐野史郎、鈴木浩介、片平なぎさ、渡部篤郎と共に登壇した。
初共演の松本若菜の印象を、佐野晶哉「かっこいいし、頼もしいです」
「Dr.アシュラ」は、帝釈総合病院救急科を舞台に、どんな急患も絶対に断らない、そしてどんな手を使ってでも絶対に助けるスゴ腕のスーパー救命医・杏野朱羅(松本)の活躍をノンストップで描く救命医療ドラマ。
松本は「野生味もあふれる女性ですし、目の前の命は必ず助けるという強い信念を持った女性です」と、演じる杏野朱羅を紹介し、「救命の初療室という部屋にいるんですけど、映像で見たら15分くらいで終わるんですけど丸一日かけて撮っています」と撮影の様子を答え、第1話のあるシーンの撮影を例に出して「それは2日間かけて撮りました」と時間をかけて撮影していると伝えた。
佐野は、救急科に配属されたばかりの初期研修医・薬師寺保役で出演。MCからの「いいヤツなんだけどポンコツくん」という薬師寺の紹介を受けて、「間違いないです!1話ではいい人要素はまだ出ていない、ただのポンコツなんですけど2話以降、いいヤツになってくると思うので楽しみにしていて欲しいです」と笑顔を見せた。
そして「作中は『ボウズ』で、普段は『佐野きゅん』と呼ばれてます」と明かすと、松本は「もうひとり、佐野さん(佐野史郎)がいらっしゃるので」と“佐野きゅん”呼びになった理由を話した。
今作で松本と初共演となる佐野は「かっこいいし、頼もしいです。これ以上頼もしい座長はいないんじゃないかってくらい。それに優しくて、どのスタッフさんとも仲良くしゃべってらっしゃる」と印象を答え、「オペのシーンでは患者さんが一日中寝た状態で身動きが取れないんですけど、誰よりも患者さんのケアをして『水飲まれますか?』とか『寒くないですか?』とか、毛布がちょっとでもはずれていたら、つま先のほうまでかけてあげたりとか、『優しい方やなぁ』って思いながら付いてってます」と具体的なエピソードも明かした。それを聞いていた松本は「ありがとね」とうれしそうにニッコリと笑顔を見せた。

松本はトイレでの“修羅場”の対処法を大きな声で再現
これまでに経験した「修羅場」を聞かれると、松本は「修羅場ですか。いろいろありますけど、トイレに入ってトイレットペーパーがなかった時ですね」と答えて、「大きな声で呼びます。それで何度も乗り越えてきました」とその時の対処法も明かし、「すみませーん!奥のトイレにいる者ですけど、トイレットペーパーいただけますか?」と大きな声で再現してみせた。
MCから「それを踏まえて、新しいことに挑戦する人にメッセージをお願いします」と言われ、少し考えた後、「自分の考えは言葉に出したほうがいいかもしれないですね」と、ちゃんと踏まえてのアドバイスを送った。
同じく「修羅場」を聞かれた佐野は「この現場で修羅場がありまして、(渡部)篤郎さんと初めましての時に、篤郎の背中側から篤郎さんのセリフだけを狙う撮影があって、普段は監督が『カット!OKです!」ってなるのが、その時は『カット!』だけで『OKです!』がなかなか出なかったんです。そしたら篤郎さんが『佐野、早く言えや!』って、急に俺のほうを見て、俺の名前を呼んで指をさしてたんです。『何を求めてらっしゃるんだろう』って死ぬほど怖かったんですけど、試しに大声で『OKです!』って言ったら『ありがとう!』って(笑)」と、渡部との撮影エピソードを語った。

しかし渡部は「全然覚えてないですね。本当ですか?そんなことありました?」と記憶にないと告白し、照れ笑いしながら頭を抱えた。佐野はその経験を踏まえて「勇気をもって一歩踏み出すことが新生活でも大事なんじゃないかなって思いました」と新生活を始める人に向けてのメッセージを届けた。
最後は、松本が「救命を守りたいと思って守り続けてきた私たち救命チームと、この病院の存続のためにそれぞれの野望を持った人間たちのドラマということもあって、今までにない救命医療ドラマになっているんじゃないかと1話を見て確信しております。力を合わせて皆さんに素敵なものをお届けできるように頑張ります」と見どころとメッセージを伝えて、会見を締めくくった。
◆取材・文=田中隆信

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