
のんが4月18日、都内で開催された伊丹十三4K映画祭「スーパーの女」上映記念登壇イベントに、宮本信子と共に登壇した。2024年「第16回 伊丹十三賞」を受賞したのんは、宮本とは2023年9月の「あまちゃん10周年スペシャルコンサート」以来の共演。イベントでは、伊丹十三作品の魅力や宮本の“スーパーなところ”などについて語った。
改めて見た伊丹十三作品にのん「めちゃくちゃ面白い!」
登壇したのんは「今日はこのようなすてきな場所に呼んでいただけて本当にうれしいです」とあいさつし、映画「スーパーの女」(1996年)について「『めちゃくちゃ面白い!』と思って。改めて見て、本当に興奮しました。花子(宮本)と五郎(津川雅彦)の掛け合いが本当に楽しくて、宮本さん演じる花子が、うじうじしている五郎の空気をバーンって快活に空気を切り裂いていくところが気持ちよくて、本当に見ていて楽しいなって思います」と述懐。
また、「伊丹映画で演じてみたい役は何ですか?」との質問が寄せられると、「宮本さんを前にしておこがましいんですけど、『スーパーの女』の花子はめちゃくちゃやってみたいって思いました」と恐縮しながら答える。
すると、宮本は「のんちゃんが今の年齢で、この感じで『やってみたい』っていうのは、すっごくよく分かります。他の登場人物の配役とかも想像すると楽しいわよね」と優しく寄り添った。

のんが伊丹十三監督の演出と宮本信子の演技の相乗効果に感激
ほか、伊丹作品について「見た後に、一緒にいるスタッフとかと話し込んだりしますね。『宮本さんだからこその絶妙な魅力があって、(作品との)相乗効果が生まれるんだろうな』って熱く語っちゃいます」と告白。
そんな中、宮本の“スーパー”なところについて聞かれると、「朗らかなシーンと緊張感のあるシーンが切り替わるところで、宮本さんの演技で一瞬にして空気が一変するのがたまらないです。宮本さんご自身の演技だけじゃなく、空気全体がピチッと変わっていくのが見ていて気持ちいいし、『スーパーだな』って思います」と打ち明けた。