ゴールデンウイーク(GW)中の混雑対策として、鎌倉市は江ノ島電鉄と協力し、江ノ電沿線の住民らに「江ノ電沿線住民等証明書」を発行し、5月3~5日は優先的に鎌倉駅に入場できる社会実験を実施する。GW中は鎌倉駅周辺に1日5万人が訪れるとされ、長蛇の列に並ばなくても住民は駅利用できる。
証明書は御成町、由比ガ浜、長谷など沿線地域に住む3万6千人のほか、地域内の会社などに勤務する従業員が対象で本人の申請に基づき発行される。GW中に駅構外まで入場待ちの列ができた場合に証明書を提示すると入場できる。ただ、駅に入った後は他の乗客と一緒に乗車待ちの列に並ぶ必要がある。
社会実験は2017年に始まり、コロナ禍を挟んで23年に再開。23年以降に発行した証明書は今年も利用できる。23、24年で沿線住民の1割に当たる計約3800枚の証明書を発行した。23年のGWは5月4日昼ごろに数十メートルの列ができ、住民46人が証明書を利用した。24年は混雑が発生しなかったという。
市は「公平性の問題はあるが、江ノ電は住民の生活の足でもあり、観光客の列が住民の生活に支障を与えかねない」と理解を求めている。証明書は江ノ電鎌倉駅で今月23~25日(午後1~8時)、同市役所で23~25日(午前9時~午後1時)と26日(午後9時~午後5時)に発行できる。(深沢 剛)
GWは大行列…江ノ電・鎌倉駅、沿線住民は証明書で優先入場 今年も実験へ
多くの観光客が訪れた江ノ電鎌倉駅前(昨年の様子) [写真番号:1327867]
多くの観光客でにぎわう鎌倉駅東口前(昨年の様子) [写真番号:1327868]