
首都高グループは、インフラの高齢化が急速に進むなか、将来の維持管理を担う技術者不足に備え、インフラの効率的な維持管理をトータルに支援・実現するスマートインフラマネジメントシステム「i-DREAMs(アイドリームス)®」を開発し、運用しております。
引き続き、i-DREAMs®では、ICT(情報通信技術)、AI(人工知能)、IoT、ロボット技術などを積極的に活用したシステムの開発を進め、業務の効率化を図っています。
(i-DREAMs®活用イメージ
首都高ミライ予想図(PDF/2.0MB))
i-DREAMs®の概要図
GIS(地理情報システム)をベースとするプラットフォームに、各プロセスで得られる情報を統合するとともに、維持管理の様々なシーンで3次元点群データを用いた「InfraDoctor®」を活用し効率的な維持管理の支援が可能となります。加えて、画像解析やAI等の活用により、構造物の劣化・損傷に対する総合的な分析・判断が可能となり、「見える化」が図られます。このようなメンテナンスサイクルをスパイラルアップすることにより、高度なインフラマネジメントの実現が可能となります。

i-DREAMs®の特徴
1.GISプラットフォームからの迅速な検索

概要 |
GISプラットフォーム上で、各種構造物の諸元、点検や補修履歴など維持管理に必要な情報を迅速に検索し、収集することが可能です。 |
効果 |
資料収集にかかる時間を大幅に短縮できるとともに、総合的な視点で迅速かつ適切に構造物の診断・評価が可能となります。 |
2.システム上からの現地調査・測量


概要 |
システム上で構造物を確認しながら寸法計測等の現地調査を行うことが可能です。 |
効果 |
現場調査をシステム上で全て行うことが可能となり、従来手法と比べて1/10程度までリードタイムを削減することが見込めます。 |
3.構造物の変化や変状検出

概要 |
3次元点群データからコンクリート構造物の浮きや剥離等の変状を抽出することが可能です。 |
効果 |
構造物の異常を遠隔から定量的に把握することができ、詳細な点検が必要な箇所をスクリーニングする技術としての活用が見込めます。 |
4.2D及び3D図面の作成

概要 |
3次元点群データから構造物の輪郭線を抽出し、任意断面において2D及び3D図面を自動作成することが可能です。 |
効果 |
高度な解析技術と組み合わせることで、的確かつ効率的な構造物の劣化診断や予測につなげることが可能となります。 |
5.3次元空間での各種シミュレーション


概要 |
交通規制時の安全性確認等を、予め用意しているツールを用いて効率的にシミュレーションで確認できます。 |
効果 |
現場作業における安全性の確保や手戻りを最小限にすることができます。 |
6.AIエンジンを用いた先進的な維持管理

概要 |
蓄積された各種構造物の維持管理データをAIエンジンにより学習・処理し、構造物の劣化状況や損傷の進展を精度よく推定します。 |
効果 |
適切な補修時期や補修工法の決定等が実現でき、予測保全へと進化が可能です。 |
リンク
インフラの維持管理を支援する新時代システム
受賞歴
- 第1回インフラメンテナンス大賞 情報通信技術の優れた活用に関する総務大臣賞受賞
- 2017年度グッドデザイン賞受賞
- 第20回国土技術開発賞 最優秀賞受賞