2008 TC3は、2008年10月7日の協定世界時2時46分(現地時間5時46分、日本時間11時46分)に地球の大気圏に突入し、スーダンのヌビア砂漠上空37km付近(成層圏)で爆発した、推定直径2mから5m、推定質量約8トンの微小天体(流星体)である。これは史上初の「地球の大気圏と衝突する前に発見された天体」であり、スペースガードとして知られる地球近傍天体の検出と追跡のプロセスが実地で試されることとなった。 2008年12月から行われた現地調査によって、280個、約4kgの破片が回収され、アルマハータ・シッタ隕石 (Almahata Sitta meteorite) と名付けられた。これらはと呼ばれる、微小ダイヤモンドを含んだ珍しいタイプの隕石である。