2018 AG37 は、太陽から132.2 ± 1.5 au(約197.8 ± 2.2 億km)という現在知られている太陽系内のどの天体よりも遠く離れた観測史上最遠の位置で発見された天体として知られる太陽系外縁天体である。2018年1月、仮説上で存在が示されているプラネット・ナインの探索中に初めて観測され、これまで多くの太陽系外縁天体を発見してきたスコット・S・シェパード、チャドウィック・トルヒージョ、David J. Tholenによって2021年2月に発表されたプレスリリースにてその存在が確認された。2018 AG37が太陽からとても離れたところに位置していることから、それを強調して「ファーファーアウト(FarFarOut)」という愛称が用いられている。推定される直径は400 kmで、準惑星候補とみなせる天体の下限に近い大きさを持つとされる。

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  • 2018 AG37 は、太陽から132.2 ± 1.5 au(約197.8 ± 2.2 億km)という現在知られている太陽系内のどの天体よりも遠く離れた観測史上最遠の位置で発見された天体として知られる太陽系外縁天体である。2018年1月、仮説上で存在が示されているプラネット・ナインの探索中に初めて観測され、これまで多くの太陽系外縁天体を発見してきたスコット・S・シェパード、チャドウィック・トルヒージョ、David J. Tholenによって2021年2月に発表されたプレスリリースにてその存在が確認された。2018 AG37が太陽からとても離れたところに位置していることから、それを強調して「ファーファーアウト(FarFarOut)」という愛称が用いられている。推定される直径は400 kmで、準惑星候補とみなせる天体の下限に近い大きさを持つとされる。 見かけの等級は約25等級で、世界最大級の望遠鏡でしか観測することが出来ないほど非常に暗い。太陽からあまりに遠く離れているため、2018 AG37は地球から見ると背景の恒星の間を非常にゆっくりと移動しており、発見されてから最初の2年間では9回しか観測されていない。2018 AG37の軌道要素には非常に大きな不確実性があり、より詳細な軌道要素が判明するにはさらに数年の観測弧(英語: Observation arc)が必要となる。2021年10月時点では、 JPL Horizons On-Line Ephemeris System は2005年頃に2018 AG37は太陽から約133 au離れた遠日点を通過したと予測しているが、その一方で Project Pluto は1960年頃に太陽から約135 au離れた遠日点を通過していると予測している。 (ja)
  • 2018 AG37 は、太陽から132.2 ± 1.5 au(約197.8 ± 2.2 億km)という現在知られている太陽系内のどの天体よりも遠く離れた観測史上最遠の位置で発見された天体として知られる太陽系外縁天体である。2018年1月、仮説上で存在が示されているプラネット・ナインの探索中に初めて観測され、これまで多くの太陽系外縁天体を発見してきたスコット・S・シェパード、チャドウィック・トルヒージョ、David J. Tholenによって2021年2月に発表されたプレスリリースにてその存在が確認された。2018 AG37が太陽からとても離れたところに位置していることから、それを強調して「ファーファーアウト(FarFarOut)」という愛称が用いられている。推定される直径は400 kmで、準惑星候補とみなせる天体の下限に近い大きさを持つとされる。 見かけの等級は約25等級で、世界最大級の望遠鏡でしか観測することが出来ないほど非常に暗い。太陽からあまりに遠く離れているため、2018 AG37は地球から見ると背景の恒星の間を非常にゆっくりと移動しており、発見されてから最初の2年間では9回しか観測されていない。2018 AG37の軌道要素には非常に大きな不確実性があり、より詳細な軌道要素が判明するにはさらに数年の観測弧(英語: Observation arc)が必要となる。2021年10月時点では、 JPL Horizons On-Line Ephemeris System は2005年頃に2018 AG37は太陽から約133 au離れた遠日点を通過したと予測しているが、その一方で Project Pluto は1960年頃に太陽から約135 au離れた遠日点を通過していると予測している。 (ja)
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  • 太陽系外縁天体(TNO) (ja)
  • 散乱円盤天体(SDO) (ja)
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  • 確認 (ja)
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  • の軌道 (ja)
  • (ただし現状では非常に不確実性が大きい) (ja)
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  • 2018 AG37 は、太陽から132.2 ± 1.5 au(約197.8 ± 2.2 億km)という現在知られている太陽系内のどの天体よりも遠く離れた観測史上最遠の位置で発見された天体として知られる太陽系外縁天体である。2018年1月、仮説上で存在が示されているプラネット・ナインの探索中に初めて観測され、これまで多くの太陽系外縁天体を発見してきたスコット・S・シェパード、チャドウィック・トルヒージョ、David J. Tholenによって2021年2月に発表されたプレスリリースにてその存在が確認された。2018 AG37が太陽からとても離れたところに位置していることから、それを強調して「ファーファーアウト(FarFarOut)」という愛称が用いられている。推定される直径は400 kmで、準惑星候補とみなせる天体の下限に近い大きさを持つとされる。 (ja)
  • 2018 AG37 は、太陽から132.2 ± 1.5 au(約197.8 ± 2.2 億km)という現在知られている太陽系内のどの天体よりも遠く離れた観測史上最遠の位置で発見された天体として知られる太陽系外縁天体である。2018年1月、仮説上で存在が示されているプラネット・ナインの探索中に初めて観測され、これまで多くの太陽系外縁天体を発見してきたスコット・S・シェパード、チャドウィック・トルヒージョ、David J. Tholenによって2021年2月に発表されたプレスリリースにてその存在が確認された。2018 AG37が太陽からとても離れたところに位置していることから、それを強調して「ファーファーアウト(FarFarOut)」という愛称が用いられている。推定される直径は400 kmで、準惑星候補とみなせる天体の下限に近い大きさを持つとされる。 (ja)
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  • 2018 AG37 (ja)
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