2M1207は、ケンタウルス座の方向にある褐色矮星で、2M1207bという伴星を伴っている。これはおそらく太陽系外で初めて直接撮影された惑星質量天体で、褐色矮星に見つかったのも初めてである。 2M1207は近赤外線による観測2MASSによって発見されたため、2Mで始まる名前がついた。スペクトル型M8の非常に若い星で、うみへび座TWアソシエーションの1つであると見られる。質量は約25木星質量と見積もられている。伴星の2M1207bは、3-10木星質量程度と見積もられている。赤く熱くなり続けており、次の数十億年で冷えると、木星よりわずかに小さい大きさまで縮むと考えられている。 初期の光学的な観測では、2M1207までの距離は約70パーセクとされていた。2005年12月にアメリカの天文学者エリック・ママジェクは、によって2M1207までの距離を53 ± 6パーセクと正確に測定した。さらに2007年、によって53 ± 1パーセクとさらに正確な値が測定された。