GSG-9(独語読み:ゲー・エス・ゲー・ノイン、英語読み:ジー・エス・ジー・ナイン)は、ドイツの連邦警察(BPOL)の対テロ特殊部隊。ヨーロッパ諸国の同種部隊のなかでも主導的な立場にある部隊の一つである。 1972年9月、同年同月に発生したミュンヘンオリンピック事件を契機に、連邦国境警備隊(BGS)の指揮下にある第9国境警備群(Grenzschutzgruppe 9)として発足し、GSG-9はその略称であった。その後、「国境警備群」という部隊編成単位は使われなくなったが、本部隊はあまりに有名になったことから、2005年にBGSがBPOLに改編されたあとも同じ略称を使い続けられるように、部隊の正式名は連邦警察GSG-9(ドイツ語: GSG 9 der Bundespolizei)となった。 本部はザンクト・アウグスティンの連邦警察ノルトライン=ヴェストファーレン州管理局に置かれている。