こきりこ節・筑子節(こきりこぶし)は、富山県南砺市の五箇山地方(旧 東礪波郡平村、上平村、利賀村)に伝わる民謡。麦屋節とともに五箇山地方を代表する、全国的に有名な古代民謡(古謡)である。 1953年(昭和28年)に、改正前の文化財保護法に基づき、文化財保護委員会(現 文化庁)第四次選定の「助成の措置を講ずべき無形文化財」に選定され、1973年(昭和48年)11月5日には「五箇山の唄と踊」の中の一曲として、国の選択無形民俗文化財に選択された。なお現在も保存伝承団体が複数あり、「越中五箇山民謡民舞保存団体連合会」も結成され、各保存団体が協力し保存・育成に努めている。