『どんぐりの家』(どんぐりのいえ)は、山本おさむによる日本の漫画。小学館『ビッグコミック』に連載された。また、同名でアニメ映画も作られた。第24回(1995年度)日本漫画家協会賞優秀賞受賞。 『ビッグコミック』での連載は2期に分かれており、1993年度連載分が単行本第1巻、1995年度以降連載分が単行本第2巻から第7巻となっている。そのため、物語は第1巻で一度完結しており、第2巻以降では舞台となる学校が代わっている。物語の語り手も、第1巻では圭子の母・良子で、第2巻以降は境ろう学校の早野先生となっている。 番外作品として『どんぐりの家~それから~』 も執筆されている。 社会福祉分野でのこの作品の反響の大きさの余波として、日本全国の福祉作業所、通所授産施設などには、当作品に由来する名称の施設が多数ある。

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  • 『どんぐりの家』(どんぐりのいえ)は、山本おさむによる日本の漫画。小学館『ビッグコミック』に連載された。また、同名でアニメ映画も作られた。第24回(1995年度)日本漫画家協会賞優秀賞受賞。 『ビッグコミック』での連載は2期に分かれており、1993年度連載分が単行本第1巻、1995年度以降連載分が単行本第2巻から第7巻となっている。そのため、物語は第1巻で一度完結しており、第2巻以降では舞台となる学校が代わっている。物語の語り手も、第1巻では圭子の母・良子で、第2巻以降は境ろう学校の早野先生となっている。 埼玉県大宮市(現・さいたま市)でろうの重複障害を抱えた子供を持つ親の話から始まり、ろう学校の教師たちなど、ろうの重複障害の子供を取り巻く人々を多層的にさまざまな角度から描いて、社会的に大きな反響を呼んだ話題作。重複障害とは、2つ以上の障害を抱えることを言うが、本作の場合、ろう障害があるだけでなく、それに加えて知的障害やその他の精神障害(発達障害を含む)をもつような子供たちのことをいう。作者の山本は、それまでにも継続して障害者を扱った漫画を執筆している。本作の執筆の背景などについては、山本自身が『小説どんぐりの家』(汐文社 1997年)、『「どんぐりの家」のデッサン 漫画で障害者を描くということ』(岩波書店 1998年)を著している。また1997年には、山本の監督による字幕テロップを使用したアニメ映画も制作された。 番外作品として『どんぐりの家~それから~』 も執筆されている。 社会福祉分野でのこの作品の反響の大きさの余波として、日本全国の福祉作業所、通所授産施設などには、当作品に由来する名称の施設が多数ある。 (ja)
  • 『どんぐりの家』(どんぐりのいえ)は、山本おさむによる日本の漫画。小学館『ビッグコミック』に連載された。また、同名でアニメ映画も作られた。第24回(1995年度)日本漫画家協会賞優秀賞受賞。 『ビッグコミック』での連載は2期に分かれており、1993年度連載分が単行本第1巻、1995年度以降連載分が単行本第2巻から第7巻となっている。そのため、物語は第1巻で一度完結しており、第2巻以降では舞台となる学校が代わっている。物語の語り手も、第1巻では圭子の母・良子で、第2巻以降は境ろう学校の早野先生となっている。 埼玉県大宮市(現・さいたま市)でろうの重複障害を抱えた子供を持つ親の話から始まり、ろう学校の教師たちなど、ろうの重複障害の子供を取り巻く人々を多層的にさまざまな角度から描いて、社会的に大きな反響を呼んだ話題作。重複障害とは、2つ以上の障害を抱えることを言うが、本作の場合、ろう障害があるだけでなく、それに加えて知的障害やその他の精神障害(発達障害を含む)をもつような子供たちのことをいう。作者の山本は、それまでにも継続して障害者を扱った漫画を執筆している。本作の執筆の背景などについては、山本自身が『小説どんぐりの家』(汐文社 1997年)、『「どんぐりの家」のデッサン 漫画で障害者を描くということ』(岩波書店 1998年)を著している。また1997年には、山本の監督による字幕テロップを使用したアニメ映画も制作された。 番外作品として『どんぐりの家~それから~』 も執筆されている。 社会福祉分野でのこの作品の反響の大きさの余波として、日本全国の福祉作業所、通所授産施設などには、当作品に由来する名称の施設が多数ある。 (ja)
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  • 『どんぐりの家』(どんぐりのいえ)は、山本おさむによる日本の漫画。小学館『ビッグコミック』に連載された。また、同名でアニメ映画も作られた。第24回(1995年度)日本漫画家協会賞優秀賞受賞。 『ビッグコミック』での連載は2期に分かれており、1993年度連載分が単行本第1巻、1995年度以降連載分が単行本第2巻から第7巻となっている。そのため、物語は第1巻で一度完結しており、第2巻以降では舞台となる学校が代わっている。物語の語り手も、第1巻では圭子の母・良子で、第2巻以降は境ろう学校の早野先生となっている。 番外作品として『どんぐりの家~それから~』 も執筆されている。 社会福祉分野でのこの作品の反響の大きさの余波として、日本全国の福祉作業所、通所授産施設などには、当作品に由来する名称の施設が多数ある。 (ja)
  • 『どんぐりの家』(どんぐりのいえ)は、山本おさむによる日本の漫画。小学館『ビッグコミック』に連載された。また、同名でアニメ映画も作られた。第24回(1995年度)日本漫画家協会賞優秀賞受賞。 『ビッグコミック』での連載は2期に分かれており、1993年度連載分が単行本第1巻、1995年度以降連載分が単行本第2巻から第7巻となっている。そのため、物語は第1巻で一度完結しており、第2巻以降では舞台となる学校が代わっている。物語の語り手も、第1巻では圭子の母・良子で、第2巻以降は境ろう学校の早野先生となっている。 番外作品として『どんぐりの家~それから~』 も執筆されている。 社会福祉分野でのこの作品の反響の大きさの余波として、日本全国の福祉作業所、通所授産施設などには、当作品に由来する名称の施設が多数ある。 (ja)
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