アウストラシア(Austrasia、まれにアウストリア(Austria)とも。いずれも「東方の土地」の意)、はメロヴィング朝フランク王国の北東部、現在のフランス東部、ドイツ西部、ベルギー、ルクセンブルク、オランダから構成されていた。 メスは首都としての機能を果たし、アウストラシアの諸王はランス、トリーア、ケルンをも支配した。また、アウストラシアはイタリアから見た北東の地域を差す用語として、北西を意味するネウストリアと対称的に使われた。