アデニリル化 (adenylylation)もしくはAMP化 (AMPylation) とは、タンパク質の側鎖にアデノシン一リン酸 (AMP) 分子を共有結合させる過程のことであり、それに伴ってタンパク質の機能は変化する。AMPの付加は主にセリン、スレオニン、チロシン残基のヒドロキシル基とAMPのリン酸基との間のホスホジエステル結合の形成によって行われる、安定で可逆的な翻訳後修飾である。この反応を触媒する酵素をAMP化酵素 (AMPylator) と呼ぶ。