アルジュナ(梵: अर्जुन、Arjuna)は、インドの叙事詩『マハーバーラタ』の主人公の一人。パーンダヴァ五兄弟(クル国の王パーンドゥの息子たち)の三男。パーンドゥの妃・クンティーがマントラでインドラ神を呼び出して授かった子である。弓術の達人であり、神弓・ガーンディーヴァを用いて戦った。 アルジュナは『マハーバーラタ』において、弓術を用いて活躍する。長男ユディシュティラが知恵や家長的立場で活躍し、次男ビーマ(ビーマセーナ)が荒々しい肉弾戦や素直な感情の表出という見せ場があるのに対し、三男アルジュナは王位継承とはやや離れた立場で、神々の試練の攻略や人間的葛藤において、主人公的立ち位置を占める。異母弟に双子のナクラ・サハデーヴァがおり、敵対する従弟のカウラヴァ百王子に味方するカルナは同腹の兄にあたる。 マハーバーラタの一部である『バガヴァッド・ギーター』は、クリシュナ神が親友であるアルジュナに対して説いたものである。クリシュナとアルジュナの結び付きは密接である。クリシュナはヴィシュヌ神の化身かつ、その別側面たる聖仙ナーラーヤナの化身である。アルジュナはインドラ神の息子かつ化身であるが、同時にナーラーヤナの半身たる聖仙ナラの化身である(『マハーバーラタ』全体の構成及び出来事は「マハーバーラタの構成」を参照)。

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  • アルジュナ(梵: अर्जुन、Arjuna)は、インドの叙事詩『マハーバーラタ』の主人公の一人。パーンダヴァ五兄弟(クル国の王パーンドゥの息子たち)の三男。パーンドゥの妃・クンティーがマントラでインドラ神を呼び出して授かった子である。弓術の達人であり、神弓・ガーンディーヴァを用いて戦った。 アルジュナは『マハーバーラタ』において、弓術を用いて活躍する。長男ユディシュティラが知恵や家長的立場で活躍し、次男ビーマ(ビーマセーナ)が荒々しい肉弾戦や素直な感情の表出という見せ場があるのに対し、三男アルジュナは王位継承とはやや離れた立場で、神々の試練の攻略や人間的葛藤において、主人公的立ち位置を占める。異母弟に双子のナクラ・サハデーヴァがおり、敵対する従弟のカウラヴァ百王子に味方するカルナは同腹の兄にあたる。 マハーバーラタの一部である『バガヴァッド・ギーター』は、クリシュナ神が親友であるアルジュナに対して説いたものである。クリシュナとアルジュナの結び付きは密接である。クリシュナはヴィシュヌ神の化身かつ、その別側面たる聖仙ナーラーヤナの化身である。アルジュナはインドラ神の息子かつ化身であるが、同時にナーラーヤナの半身たる聖仙ナラの化身である(『マハーバーラタ』全体の構成及び出来事は「マハーバーラタの構成」を参照)。 (ja)
  • アルジュナ(梵: अर्जुन、Arjuna)は、インドの叙事詩『マハーバーラタ』の主人公の一人。パーンダヴァ五兄弟(クル国の王パーンドゥの息子たち)の三男。パーンドゥの妃・クンティーがマントラでインドラ神を呼び出して授かった子である。弓術の達人であり、神弓・ガーンディーヴァを用いて戦った。 アルジュナは『マハーバーラタ』において、弓術を用いて活躍する。長男ユディシュティラが知恵や家長的立場で活躍し、次男ビーマ(ビーマセーナ)が荒々しい肉弾戦や素直な感情の表出という見せ場があるのに対し、三男アルジュナは王位継承とはやや離れた立場で、神々の試練の攻略や人間的葛藤において、主人公的立ち位置を占める。異母弟に双子のナクラ・サハデーヴァがおり、敵対する従弟のカウラヴァ百王子に味方するカルナは同腹の兄にあたる。 マハーバーラタの一部である『バガヴァッド・ギーター』は、クリシュナ神が親友であるアルジュナに対して説いたものである。クリシュナとアルジュナの結び付きは密接である。クリシュナはヴィシュヌ神の化身かつ、その別側面たる聖仙ナーラーヤナの化身である。アルジュナはインドラ神の息子かつ化身であるが、同時にナーラーヤナの半身たる聖仙ナラの化身である(『マハーバーラタ』全体の構成及び出来事は「マハーバーラタの構成」を参照)。 (ja)
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  • アルジュナ(梵: अर्जुन、Arjuna)は、インドの叙事詩『マハーバーラタ』の主人公の一人。パーンダヴァ五兄弟(クル国の王パーンドゥの息子たち)の三男。パーンドゥの妃・クンティーがマントラでインドラ神を呼び出して授かった子である。弓術の達人であり、神弓・ガーンディーヴァを用いて戦った。 アルジュナは『マハーバーラタ』において、弓術を用いて活躍する。長男ユディシュティラが知恵や家長的立場で活躍し、次男ビーマ(ビーマセーナ)が荒々しい肉弾戦や素直な感情の表出という見せ場があるのに対し、三男アルジュナは王位継承とはやや離れた立場で、神々の試練の攻略や人間的葛藤において、主人公的立ち位置を占める。異母弟に双子のナクラ・サハデーヴァがおり、敵対する従弟のカウラヴァ百王子に味方するカルナは同腹の兄にあたる。 マハーバーラタの一部である『バガヴァッド・ギーター』は、クリシュナ神が親友であるアルジュナに対して説いたものである。クリシュナとアルジュナの結び付きは密接である。クリシュナはヴィシュヌ神の化身かつ、その別側面たる聖仙ナーラーヤナの化身である。アルジュナはインドラ神の息子かつ化身であるが、同時にナーラーヤナの半身たる聖仙ナラの化身である(『マハーバーラタ』全体の構成及び出来事は「マハーバーラタの構成」を参照)。 (ja)
  • アルジュナ(梵: अर्जुन、Arjuna)は、インドの叙事詩『マハーバーラタ』の主人公の一人。パーンダヴァ五兄弟(クル国の王パーンドゥの息子たち)の三男。パーンドゥの妃・クンティーがマントラでインドラ神を呼び出して授かった子である。弓術の達人であり、神弓・ガーンディーヴァを用いて戦った。 アルジュナは『マハーバーラタ』において、弓術を用いて活躍する。長男ユディシュティラが知恵や家長的立場で活躍し、次男ビーマ(ビーマセーナ)が荒々しい肉弾戦や素直な感情の表出という見せ場があるのに対し、三男アルジュナは王位継承とはやや離れた立場で、神々の試練の攻略や人間的葛藤において、主人公的立ち位置を占める。異母弟に双子のナクラ・サハデーヴァがおり、敵対する従弟のカウラヴァ百王子に味方するカルナは同腹の兄にあたる。 マハーバーラタの一部である『バガヴァッド・ギーター』は、クリシュナ神が親友であるアルジュナに対して説いたものである。クリシュナとアルジュナの結び付きは密接である。クリシュナはヴィシュヌ神の化身かつ、その別側面たる聖仙ナーラーヤナの化身である。アルジュナはインドラ神の息子かつ化身であるが、同時にナーラーヤナの半身たる聖仙ナラの化身である(『マハーバーラタ』全体の構成及び出来事は「マハーバーラタの構成」を参照)。 (ja)
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