アロエ(蘭: Aloë)は、ツルボラン亜科アロエ属の植物の総称。多年草または、低木および高木となる多肉植物で、300種以上が知られている。南アフリカ共和国からアラビア半島まで広く分布するが、とりわけアフリカ大陸南部、およびマダガスカル島に集中し分布する。属名は、古代アラビア語のalloeh(苦みのあるの意)に由来し、葉に苦い汁があることににちなむ。アラビア語でアロエを「ロエ」と発音したので、中国では漢字で音写した「蘆薈」とし、日本で音読みして「ロカイ」とも称した。琉球方言では「どぅぐゎい」と称する。 エジプトやギリシャなどで紀元前から利用が確認され、日本には鎌倉時代に伝来したとされ、現在はキダチアロエ (Aloe arborescens) が九州、瀬戸内海、伊豆半島、房総半島などの太平洋側の海岸に逸出し帰化(野生化)している。流通しているものとしてはキダチアロエの他にアロエベラ(A. vera)が多く、その他アロエ・サポナリア、アロエ・不夜城など多くの品種が食用のほか観賞用として栽培される。 アロエ属の科は分類体系によって変遷しており、APG体系の第3版ではススキノキ科とされている。過去にはユリ科、アロエ科、ツルボラン科とされたことがあった。

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  • アロエ(蘭: Aloë)は、ツルボラン亜科アロエ属の植物の総称。多年草または、低木および高木となる多肉植物で、300種以上が知られている。南アフリカ共和国からアラビア半島まで広く分布するが、とりわけアフリカ大陸南部、およびマダガスカル島に集中し分布する。属名は、古代アラビア語のalloeh(苦みのあるの意)に由来し、葉に苦い汁があることににちなむ。アラビア語でアロエを「ロエ」と発音したので、中国では漢字で音写した「蘆薈」とし、日本で音読みして「ロカイ」とも称した。琉球方言では「どぅぐゎい」と称する。 エジプトやギリシャなどで紀元前から利用が確認され、日本には鎌倉時代に伝来したとされ、現在はキダチアロエ (Aloe arborescens) が九州、瀬戸内海、伊豆半島、房総半島などの太平洋側の海岸に逸出し帰化(野生化)している。流通しているものとしてはキダチアロエの他にアロエベラ(A. vera)が多く、その他アロエ・サポナリア、アロエ・不夜城など多くの品種が食用のほか観賞用として栽培される。 アロエ属の科は分類体系によって変遷しており、APG体系の第3版ではススキノキ科とされている。過去にはユリ科、アロエ科、ツルボラン科とされたことがあった。 (ja)
  • アロエ(蘭: Aloë)は、ツルボラン亜科アロエ属の植物の総称。多年草または、低木および高木となる多肉植物で、300種以上が知られている。南アフリカ共和国からアラビア半島まで広く分布するが、とりわけアフリカ大陸南部、およびマダガスカル島に集中し分布する。属名は、古代アラビア語のalloeh(苦みのあるの意)に由来し、葉に苦い汁があることににちなむ。アラビア語でアロエを「ロエ」と発音したので、中国では漢字で音写した「蘆薈」とし、日本で音読みして「ロカイ」とも称した。琉球方言では「どぅぐゎい」と称する。 エジプトやギリシャなどで紀元前から利用が確認され、日本には鎌倉時代に伝来したとされ、現在はキダチアロエ (Aloe arborescens) が九州、瀬戸内海、伊豆半島、房総半島などの太平洋側の海岸に逸出し帰化(野生化)している。流通しているものとしてはキダチアロエの他にアロエベラ(A. vera)が多く、その他アロエ・サポナリア、アロエ・不夜城など多くの品種が食用のほか観賞用として栽培される。 アロエ属の科は分類体系によって変遷しており、APG体系の第3版ではススキノキ科とされている。過去にはユリ科、アロエ科、ツルボラン科とされたことがあった。 (ja)
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  • アロエ(蘭: Aloë)は、ツルボラン亜科アロエ属の植物の総称。多年草または、低木および高木となる多肉植物で、300種以上が知られている。南アフリカ共和国からアラビア半島まで広く分布するが、とりわけアフリカ大陸南部、およびマダガスカル島に集中し分布する。属名は、古代アラビア語のalloeh(苦みのあるの意)に由来し、葉に苦い汁があることににちなむ。アラビア語でアロエを「ロエ」と発音したので、中国では漢字で音写した「蘆薈」とし、日本で音読みして「ロカイ」とも称した。琉球方言では「どぅぐゎい」と称する。 エジプトやギリシャなどで紀元前から利用が確認され、日本には鎌倉時代に伝来したとされ、現在はキダチアロエ (Aloe arborescens) が九州、瀬戸内海、伊豆半島、房総半島などの太平洋側の海岸に逸出し帰化(野生化)している。流通しているものとしてはキダチアロエの他にアロエベラ(A. vera)が多く、その他アロエ・サポナリア、アロエ・不夜城など多くの品種が食用のほか観賞用として栽培される。 アロエ属の科は分類体系によって変遷しており、APG体系の第3版ではススキノキ科とされている。過去にはユリ科、アロエ科、ツルボラン科とされたことがあった。 (ja)
  • アロエ(蘭: Aloë)は、ツルボラン亜科アロエ属の植物の総称。多年草または、低木および高木となる多肉植物で、300種以上が知られている。南アフリカ共和国からアラビア半島まで広く分布するが、とりわけアフリカ大陸南部、およびマダガスカル島に集中し分布する。属名は、古代アラビア語のalloeh(苦みのあるの意)に由来し、葉に苦い汁があることににちなむ。アラビア語でアロエを「ロエ」と発音したので、中国では漢字で音写した「蘆薈」とし、日本で音読みして「ロカイ」とも称した。琉球方言では「どぅぐゎい」と称する。 エジプトやギリシャなどで紀元前から利用が確認され、日本には鎌倉時代に伝来したとされ、現在はキダチアロエ (Aloe arborescens) が九州、瀬戸内海、伊豆半島、房総半島などの太平洋側の海岸に逸出し帰化(野生化)している。流通しているものとしてはキダチアロエの他にアロエベラ(A. vera)が多く、その他アロエ・サポナリア、アロエ・不夜城など多くの品種が食用のほか観賞用として栽培される。 アロエ属の科は分類体系によって変遷しており、APG体系の第3版ではススキノキ科とされている。過去にはユリ科、アロエ科、ツルボラン科とされたことがあった。 (ja)
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