アンガ国(サンスクリット語 अङ्ग、パーリ語 অঙ্গ)は、古代インドの国名。首都はチャンパーである。他に、やなどの都市を擁していた。 古くは『アタルヴァ・ヴェーダ』に、マガダ国やガンダーラ国とともに名が挙げられている。仏教やジャイナ教の文献にも登場し、初期仏教の聖典『アングッタラ・ニカーヤ』の中では十六大国のひとつに数えられ、紀元前6世紀頃にも栄えていたことが窺える。プラーナ文献においても、カリンガ国などとともに、国名として言及されている。 『マハーバーラタ』においては、アンガ国はと連合してひとつの国を形成していた、とされる。