アンキノエー(古希: Ἀγχινόη, Anchinoē)は、ギリシア神話の女性あるいは水のニュムペー(ナーイアス)である。長母音を省略してアンキノエとも表記される。 エジプトのナイル川の河神ネイロスの娘で、メムピスと姉妹。エジプトの王ベーロスとの間に双生児アイギュプトスとダナオス、さらに悲劇詩人エウリーピデースによるとケーペウス、ピーネウスを生んだ。一説によると、ベーロスの妻の名はフェニキアの古代都市シドンの名祖シーデーである。