カムク・モンゴル・ウルス(モンゴル語: Хамаг монгол улс,中国語: 蒙兀国,1147年-1206年)とは、チンギス・カン登場以前のモンゴル・ウルスを指す歴史用語である。現代モンゴル語発音でハマグ・モンゴル(Khamag Mongol)とも表記され、直訳すると「全き(あまねき)モンゴル」となる。モンゴル部の指導者であったチンギス・カンの曾祖父カブル・カンによって建国され、モンゴル帝国(イェケ・モンゴル・ウルス)の直接の前身となった。