グルジア式泳法(Georgian swimming)は、グルジアにいくつかある、特有の泳ぎ方をまとめたものである。特有の泳ぎ方とは、ラズリ、コルフリ、アプハズリ、オクリブラ、イベリウリ、タフヴィア、ハシュルリとキジクリの一部の、7種が挙げられる(“Lazuri”, “Hands and feet bound Kolkhuri”, “Apkhazuri”, “Okribula”, “Iberiuli”, “Takhvia” and partly “Khashuruli” and “Kizikuri”)。四肢の動きは制限されているか、ほんのわずかであることがより伝統的であるとされる。前進する際の身体の動きは、臀部と両足をイルカのように波打たせることによって行う。これらの泳ぎ方は、アザラシ、イルカ、アシカ、クジラ、ビーバーのような、水に適応して泳ぐことへの適性を獲得した水棲哺乳類の動きを模したものである。 グルジア式泳法、特にそのうち、ラズリと呼ばれるコルキス式と、イベリウリと呼ばれるイベリア式は、ダーダネルス海峡横断のギネス記録を作った経験もあるスイマー、ヘンリー・クプラシュヴィリにより復興された。グルジア式泳法習得・教授のための財団も彼によって設立され、グルジア式泳法という流派も彼によって形成された。