シキミ酸(シキミさん、shikimic acid)は環状ヒドロキシ酸。芳香族化合物が生合成される経路の重要な中間体。その名の通りシキミから発見されたが、ほとんどの植物でみられる。シキミ酸経路を構成する物質の一つ。がシキミ酸デヒドロゲナーゼ (EC1.1.1.25.) によって還元されて生成し、 (EC2.7.1.71) によってリン酸化され、になる。 最近では、インフルエンザの治療薬オセルタミビル(タミフル)の原料として用いられている。以前は、多段階の発酵法、多量の副生成物との分離といった課題があり、効率が悪かったが、コーヒー粕麹法により量産のめどがついた。

Property Value
dbo:abstract
  • シキミ酸(シキミさん、shikimic acid)は環状ヒドロキシ酸。芳香族化合物が生合成される経路の重要な中間体。その名の通りシキミから発見されたが、ほとんどの植物でみられる。シキミ酸経路を構成する物質の一つ。がシキミ酸デヒドロゲナーゼ (EC1.1.1.25.) によって還元されて生成し、 (EC2.7.1.71) によってリン酸化され、になる。 最近では、インフルエンザの治療薬オセルタミビル(タミフル)の原料として用いられている。以前は、多段階の発酵法、多量の副生成物との分離といった課題があり、効率が悪かったが、コーヒー粕麹法により量産のめどがついた。 (ja)
  • シキミ酸(シキミさん、shikimic acid)は環状ヒドロキシ酸。芳香族化合物が生合成される経路の重要な中間体。その名の通りシキミから発見されたが、ほとんどの植物でみられる。シキミ酸経路を構成する物質の一つ。がシキミ酸デヒドロゲナーゼ (EC1.1.1.25.) によって還元されて生成し、 (EC2.7.1.71) によってリン酸化され、になる。 最近では、インフルエンザの治療薬オセルタミビル(タミフル)の原料として用いられている。以前は、多段階の発酵法、多量の副生成物との分離といった課題があり、効率が悪かったが、コーヒー粕麹法により量産のめどがついた。 (ja)
dbo:imageSize
  • 140 (xsd:integer)
dbo:iupacName
  • (3R,4S,5R)-3,4,5-トリヒドロキシ-1-シクロヘキセンカルボン酸 (ja)
  • (3R,4S,5R)-3,4,5-トリヒドロキシ-1-シクロヘキセンカルボン酸 (ja)
dbo:thumbnail
dbo:wikiPageExternalLink
dbo:wikiPageID
  • 86429 (xsd:integer)
dbo:wikiPageLength
  • 1449 (xsd:nonNegativeInteger)
dbo:wikiPageRevisionID
  • 91678319 (xsd:integer)
dbo:wikiPageWikiLink
prop-en:date
  • 2022 (xsd:integer)
prop-en:imagealt
  • 構造式 シキミ酸 (ja)
  • 構造式 シキミ酸 (ja)
prop-en:imagefile
  • Shikimi.svg (ja)
  • Shikimi.svg (ja)
prop-en:imagesize
  • 140 (xsd:integer)
prop-en:iupacname
  • -345 (xsd:integer)
prop-en:name
  • -シキミ酸 (ja)
  • -シキミ酸 (ja)
prop-en:section
  • 1 (xsd:integer)
prop-en:wikiPageUsesTemplate
dct:subject
rdf:type
rdfs:comment
  • シキミ酸(シキミさん、shikimic acid)は環状ヒドロキシ酸。芳香族化合物が生合成される経路の重要な中間体。その名の通りシキミから発見されたが、ほとんどの植物でみられる。シキミ酸経路を構成する物質の一つ。がシキミ酸デヒドロゲナーゼ (EC1.1.1.25.) によって還元されて生成し、 (EC2.7.1.71) によってリン酸化され、になる。 最近では、インフルエンザの治療薬オセルタミビル(タミフル)の原料として用いられている。以前は、多段階の発酵法、多量の副生成物との分離といった課題があり、効率が悪かったが、コーヒー粕麹法により量産のめどがついた。 (ja)
  • シキミ酸(シキミさん、shikimic acid)は環状ヒドロキシ酸。芳香族化合物が生合成される経路の重要な中間体。その名の通りシキミから発見されたが、ほとんどの植物でみられる。シキミ酸経路を構成する物質の一つ。がシキミ酸デヒドロゲナーゼ (EC1.1.1.25.) によって還元されて生成し、 (EC2.7.1.71) によってリン酸化され、になる。 最近では、インフルエンザの治療薬オセルタミビル(タミフル)の原料として用いられている。以前は、多段階の発酵法、多量の副生成物との分離といった課題があり、効率が悪かったが、コーヒー粕麹法により量産のめどがついた。 (ja)
rdfs:label
  • シキミ酸 (ja)
  • シキミ酸 (ja)
owl:sameAs
prov:wasDerivedFrom
foaf:depiction
foaf:isPrimaryTopicOf
foaf:name
  • (−)-シキミ酸 (ja)
  • (−)-シキミ酸 (ja)
is dbo:wikiPageWikiLink of
is owl:sameAs of
is foaf:primaryTopic of