チャコ戦争(チャコせんそう、スペイン語: Guerra del Chaco)は、1932年から1938年にかけてボリビアとパラグアイの間で行なわれた戦争。グラン・チャコ戦争(スペイン語: Guerra del Gran Chaco)とも。両国の未確定国境地帯であったグラン・チャコに石油の埋蔵があるという仮説を受けて、その地域の国境を確定させ、また国土拡大の為にボリビアの先制攻撃で始まったが、戦闘はパラグアイが優勢となった。 周辺国とアメリカの仲介によるブエノスアイレス講和条約で戦争は終結した。パラグアイはグラン・チャコ全域の支配権を得て領土を拡張し、一方でボリビアはパラグアイ川への河川交通アクセス権を得て、硝石戦争以来の水運を確保した。しかし、この戦争で両国は疲弊し、軍部の革命などに繋がった。