ハイデッカー (high decker) は、客室の床を通常より高い位置に配置したバスや鉄道車両の構造。「ハイデッカー車」と呼ばれることもある。2階建車両に近い全高を持つが、平屋構造である。 座席からの眺望を良くすべく観光目的の車両・路線から採用がはじまった。日本のバス車両においては観光バスや高速路線バスの主流であるほか、鉄道においてはジョイフルトレインやグリーン車の一部などに見られる。 「ハイデッカー」の語は英語に由来したものではなく客室の床(デッキ)を高くした車両構造を表す日本で用いられている表現である。イギリスには Coach 、アメリカには Greyhound の語があるが、車両構造を意味するものではなく、あくまで長距離バスサービスの名称である。