フィヨルニル(フヨルニル、フョルニルなど。Fjölnir、Fjölner、Fjolner、Fjolneなど)は、紀元前1世紀から1世紀初頭にかけてガムラ・ウプサラにいたとされる、ユングリング家に属するスウェーデン王である。 彼は半ば神話伝説的な時期の文献に、フレイとゲルズの息子として登場している。フレイの子孫は、彼の別名「ユングヴィ」に由来する「ユングリング家」(ユングリンガル)と呼ばれたという。 フィヨルニルは、のちにデンマークとなるシェラン島に、同様に神話時代の王として知られる「平和」のフロージ(フロディ)を訪ねた際、蜂蜜酒の樽の中に転落し溺死した。 フィヨルニルの後はその息子スヴェイグジルが継いだ。