モルヌピラビル(英: Molnupiravir)は、COVID-19治療薬として開発された経口活性がある抗ウイルス薬である。商品名はラゲブリオ(LAGEVRIO)。合成ヌクレオシド誘導体N4-ヒドロキシシチジン(EIDD-1931とも呼ばれる)のプロドラッグであり、ウイルスのRNA複製時に複製障害を生じさせることで、抗ウイルス作用を発揮する。 この薬剤は、エモリー大学のドラッグイノベーション企業である Drug Innovation Ventures at Emory(DRIVE)によって開発された。その後、この薬は、マイアミに拠点を置くリッジバック・バイオセラピューティクスに買収され、後にメルク&カンパニーと提携してさらに開発が進められた。