中世日本語(ちゅうせいにほんご)とは、中古日本語と近世日本語の間に位置する、日本語の発展における一段階である。この時期に古代から備わっていた特徴の多くは失われ、現在の日本語に近い形となった。おおよそ12世紀から16世紀の約500年間で、通常は前期と後期に分けられる。政治史で見ると、前期中世日本語は院政期から鎌倉時代、後期中世日本語は室町時代に相当する。